2022年のテーマは「調和を目指して進んで行く」でした.2021年から次々と再起動してきたものごとと,新しく始めたものごとを,調和の取れた状態で進行して行く日々にしようという考えでした.これはうまく進み,無事に年末を迎えました.
●2022年の相模原キャンパス
昨年に引き続き,感染症対策についてのさまざまなものごとが緩和されて行った1年間でした.
履修者数の多い講義科目と,実験科目の一部がオンラインでおこなわれましたが,基本はキャンパスに来て学ぶというスタイルになっています.
一方,体調不良の際には無理に登校しないように大学から学生に呼び掛けていることもあり,欠席しても学べる環境の整備が進んでいます.私の担当講義もそうですが,多くの科目で自習用動画教材が提供されています.これは大学入学時点での学習到達度の広がりを埋めるしくみにもなっています.
講義室では学生がノートPCやタブレットを机の上に出して受講する姿が珍しくなくなりました.講義内容のスライドや動画が事前に公開されている場合,講義を聞きながら動画再生して確認する,という姿も見かけます.資料提供の電子化も進み,講義の度に大量の紙媒体が配布されることもなくなりました.
学ぶための環境整備は,コロナ禍で大幅に進展しました.
11月には2年ぶりに北里祭 @Kitasatofes_60 が開催されました (2020年度は中止,2021年度は1日だけのオンライン開催).模擬店の出店なし,飲食物提供なし,在学生とその親族,教職員,同時開催の進学相談会参加者のみ入場可という制約はありましたが,予定通り2日間の開催が実現したことはとてもうれしいことです.
来場型のオープンキャンパスも復活しました.人数制限ありの予約制でおこなわれました.進学希望者に実際にキャンパスを見てもらう機会も復活しました.
ハロウィーンやクリスマスの時期には,じゅうぶんな感染症対策がとられたうえで,大学主催のイベントがおこなわれました.
2019年度までの大学に戻すのではなく,未来の大学をつくるとりくみが進んでいます.
●担当科目
2021年度までと同じ科目を担当しました.
- 「化学」(医療検査学科),火3通年
- 「化学」(医療工学科),水1通年
- 「化学要習」(学部学科いろいろ・高校化学基礎リメディアル),火4前期
- 「大学基礎演習」(学部学科いろいろ),火5前期
- 「化学実験」(学部学科いろいろ),木金午後通年
予習復習動画づくり,オンラインチャット対応,オンライン会議に必要な環境が大学にないので,2020年度の完全オンライン化のときに整備した自宅の仕事作業部屋を活動拠点にする日々が続いています.
原稿を書く仕事が増えたこともあり,講義,会議,その他の用務のある日は大学に行き,あとは自宅で仕事をする1年間でした.
●その他のできごと
はじめて十和田キャンパスに行きました
8月に十和田キャンパスを訪問しました.獣医学部の2年生以上が学ぶ場所です.
獣医学部1年生の担任になると夏にココを訪問することになっています.
私は2020年度と2021年度に獣医学部獣医学科の1年生の担任だったのですが,感染症対策のためにこの2年間は十和田キャンパス訪問が取りやめとなっていました.2022年度からは十和田キャンパス訪問が再開され,2020年度と2021年度の担任にも訪問の機会が設けられました.
2009年度に北里大学に赴任してから14年目,はじめて十和田キャンパスとその周辺地域を見ることができました.
孫
孫は2才4ヶ月まで育ちました.564グラムで生まれてきてNICUでお世話になるところから始まった人生は,保育園に通うところまで進みました.
●2023年へ
2023年のテーマは「束ねる」です.調和のとれた状態がバラバラにならないように,ほどけない1本の強いロープにするというイメージです.
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