Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・野島 高彦)

医療検査学科の化学講義(23)酸素を含む有機化合物その2

f:id:takahikonojima:20161111180707j:plain*1
果物の香りの主成分はエステル類です.さまざまなエステルが果物に含まれており,分子構造のわずかな違いが香りの違いとなっています.

キーワード

アセチル化,エステル,エステル化,けん化,酸無水物,脂肪酸,生分解性ポリマー,せっけん,二量体,フィッシャーのエステル合成,不飽和脂肪酸,プロドラッグ,飽和脂肪酸,油脂

事前配布資料

前回の講義終了時に予習用の資料を配付しました.コレがテキストになってます.

講義内容要約

  • カルボン酸とアルコールの脱水縮合でエステルが得られる
  • 同位体を用いた実験でエステル合成反応機構を探る
  • フィッシャーのエステル合成反応のしくみ
  • 酸無水物とアルコール(またはフェノール)から不可逆的にエステルを合成する
  • 油脂からセッケンをつくる
  • 人体に必要な脂肪酸
  • エステルのポリマーがポリエステルで,PETはその代表的な化合物
  • 生分解性ポリエステルの医療への応用
  • 酸素を含む有機化合物の水素結合
  • フルーツの香りとエステル


質問

  • オレンジの香りやリンゴの香りの元になる物質はわかっているのに,製品にその香りをつけると少し違う香りになるのは何でですか?

f:id:takahikonojima:20181029223923p:plain

  • 書き間違えですすみませんすみません
  • 電子がOからHに流れ込む?というところが分からなかったです.

次回説明します.

コメント

  • タミフル自体は効かないけれども体内に入ると効くようになるのがすごいなと思いました.
  • 最初のタミフルの話が薬学部の授業みたいで楽しかった.バスオリレンで覚えたのめっちゃ懐かしい.
  • 1級アルコールと2級アルコールの酸化なつかしかった.
  • 今日は懐かしい内容がたくさん出て来た気がしました.高校で様々な果物のにおいを化学実験で作ったのを思い出しました.
  • 高校の時,実験で酪酸がとてもくさかったのを思い出しました.
  • エステル好きなので楽しかった.
  • 組み合わせによって香りが変わる.面白い!!
  • 抜糸の要らない縫合糸があるの はじめて知った.自分がやる時そっち使ってもらいたいと思った.有機ほんとに苦手だから1日ちょっとでも覚えたりプリント見たりする.
  • 祝ヒートテックデビュー!! 冬ですね.
  • うどんは消化に良いのでお腹空きました!!
  • 電子の動きがやっとよくわかるようになった!
  • 反応の細かい仕組みを理解
  • 分かるような分からないような微妙な感じです.
  • 今週実家に帰るのが楽しみです.
  • 風邪ひきました.
  • 今日はとても眠いです.
  • ヤバイ
  • シンプルにやばい.
  • 難しいです.
  • 難しくなってきた・・・
  • やっぱりむすかしいです・・・
  • 今日は理解できた気がする.
  • ほんとにやばい.分からなすぎる.有機ムリ.
  • 大変...
  • 頑張ります...
  • 難しくなってきたので復習頑張ります.
  • 復習がんばります・・・
  • テストに向けて復習しっかりします.
  • そろそろ復習始めなきゃヤバイと思いました.
  • 今日ついに遅刻をしてしまい,無遅刻無欠席宣言が閉ざされてしまい,ちょっとショックです.

f:id:takahikonojima:20181029140119p:plain

出席者数推移

(1)109→(2)106→(3)104→(4)107→(5)105→(6)105→(7)106→
(8)102→(9)105→(10)102→(11)101→(12)99→(13)99→(14)98→
(16)98→(17)100→(18)96→(19)88→(20)91→(21)78→(22)79→
(23)76

次回予告

www.tnojima.net
ベンゼン環を含む有機化合物について学びます.高校化学で学ぶ内容を超えた範囲も扱います.必ず配布物で必ず予習し,理解できない点について講義で学ぶやり方をすること.

参考書籍

マクマリー有機化学(中)第9版

マクマリー有機化学(中)第9版

  • 作者: John McMurry,伊東〓,児玉三明,荻野敏夫,深澤義正,通元夫
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2017/02/12
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
↑「21 カルボン酸誘導体:求核アシル置換反応」
マクマリー有機化学(下)第9版

マクマリー有機化学(下)第9版

  • 作者: John McMurry,伊東〓,児玉三明,荻野敏夫,深澤義正,通元夫
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2017/02/27
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
↑「27 生体分子:脂質」
有機電子論解説―有機化学の基礎

有機電子論解説―有機化学の基礎

↑「10章 カルボニル基の反応」

このブログを書いている人

www.tnojima.net

もう一つのブログ

www.takahikonojima.net

【PR】このブログを書いてる人の著書

在学中 or 勤務先の図書館に蔵書購入リクエストしていただけると超うれしいです☆

誰も教えてくれなかった実験ノートの書き方 (研究を成功させるための秘訣)

誰も教えてくれなかった実験ノートの書き方 (研究を成功させるための秘訣)

はじめて学ぶ化学

はじめて学ぶ化学