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さまざまな薬品が分子内にベンゼン環を含んでいます.
キーワード
o-,p-配向性,m-配向性,置換基効果,転位反応,ニトロ化,配向性
講義内容要約
- 医薬品,体内,日常生活用品のあちらこちらに組み込まれているベンゼン環
- ベンゼン分子の構造
- ベンゼン分子の置換反応
- 一置換ベンゼンの配向性:先に入った官能基が2個目の入る場所を決める
- フェノールおよび安息香酸エステルの配向性に関する有機電子論
- 薬品の合成ルートを決めるときの考え方
関連トピック
人類は複雑な構造をもつ医薬品の合成に取り組んできました.その一例として,抗がん剤「タキソール」を紹介しました.
質問
- 有機の前の範囲と有機のテストの割合は半分半分くらいですか?
テストに関係するものごとは後日,テストについての説明をするときに一緒に説明します.
- 配向性のところでo-,p-とm-で分けて考える理由がよくわからなかったのでもう1回教えて欲しいです.
- 目的という意味での理由
- 1個目に入った置換基の種類によって2個目の置換基の導入可能な場所が決まるから.欲しい構造の分子を手に入れるために,どっちを先に入れておくべきか,という問題が生じるから.
- しくみという意味での理由
- 1個目の置換基からみてo-およびp-位がδ−になるような共鳴構造が考えられる場合,これらの位置に正電荷をもつイオンが攻撃しやすい.1個目の置換基からみてo-およびp-位がδ+になるような共鳴構造が考えられる場合,これらの位置を避けてm-位が正電荷をもつイオンによって攻撃されやすい.
コメント
- ヤナギの木が薬につながっていたのは驚き.
- サロメチールはじめてききました.
- アセチルサリチル酸とサリチル酸メチルごっちゃになる・・・
- 同じOHという物質なのに,どこに結合しているかで塗り薬か飲み薬になるなんて面白いと思った.
- 薬品合成ルート考えるのはおもしろいと思ったが,複雑になると大変そうだと思った.
- 薬品の合成の大変さを感じました.
- 薬が出回るまでに色んな過程があって,何年もかかって,それが簡単に手に入るってすごいなと思う.
- 薬品合成の過程がおもしろかったです.今回の参加人数,少なそうですね.
- 人に対して効果のある成分を植物などから見つけてから化学合成が行われて薬ができているのは すごい大変だなと思いました.
- イチイは種の毒の印象が強かったので,樹皮に薬があるのは驚きました.
- ガンの特効薬が高い理由がよくわかった.
- ベンゼン環がうまく書けない
- 今回は頭に入らなかった.でも,メタ配向とかオルト・パラ配向の所だけは分かった気がします.
- π結合あたりがわからなくなってきた.そろそろ勉強を始めないと・・・
- 化学ってすごい
- 板書したところは毎回理解できるので,プリントはしっかり予習(解説省くの所)しようと思います.
- むずかしいですー
- むずかしかった
- 難しい!
- 今回の問題 難しい.
- やっぱり有機は難しい.
- やばいくらい完璧でした.
- 暗記(泣)
- 頑張る
- 内容が難しくて心が折れそうですが,まだ無遅刻無欠席なので,チャレンジ成功目指して頑張って授業出ます!
- がんばります
- 学祭ですね.
- 学祭が終わったら本気で勉強します
- ベンゼン環を含む有機化合物の名称を忘れていたので,テストまでに完璧にする!!
- 風邪ひきました.
- 最近,朝起きられなくなってきました.冬ですね.
- ハッピーハロウィン!
- アメリカンドッグおいしい
- 試験はいつですか〜
- 試験日程教えてほしいです.
- 試験日程いつですか?
事務から発表があるまでお待ち下さい.
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— 野島 高彦【化学】 (@TakahikoNojima) 2018年10月31日
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