キーワード
アクチノイド,アルカリ金属元素,アルカリ土類金属元素,イオン,イオン化エネルギー,陰イオン,炎色反応,貴ガス,基底状態,金属,原子半径,周期,周期表,周期律,遷移金属,族,典型元素,電子親和力,ハロゲン,半金属,非金属,陽イオン,ランタノイド,励起状態
講義内容
- 原子にエネルギーを与えるときのことを考えてみる
- 元素を様々な方法で分類してみる
- 周期表からさまざまな情報をよみとる
- 今から周期表を覚えようとしてる医療系大学1年生はとりあえずこのあたりを第一目標にせよ
教科書27ページから36ページ,第3章「元素と周期表」をもとに進めました.
関連トピックの紹介
- 113番元素ニホニウムNh
- 貴ガスの化合物をムリヤリつくる
- 医療に用いられる意外な元素
紹介した動画
アルカリ金属の反応性
金属ナトリウムの大量処分
コレが行われた場所↓
ハロゲン元素の反応性
関連情報へのリンク
ニホニウム
配布物
講義後に,確認問題と解答,次回までの具体的な予習内容を記した資料を配付しました.
【04】元素と周期表
質問
- 化学反応の動画おどろきました.おもしろかったです.
- 半金属という存在を知らなかったのでビックリしました.高校でやったところを復習できて,忘れてなかったので安心しました.流れで覚えることができそうなので,とても分かりやすかったです.
- 中学や高校の最初の方でやって以来ずっと忘れていた内容が出てきておもしろかった.さいごの取り扱い注意おもしろかった.きっと取り扱うことはないと思うけど気を付けたい!
- 火をつけなくても化学反応によって爆発したり,炎が出たりしてすごいと思った.
- 今まで化学が本当に苦手で,イオン(陽と陰)のでき方や周期表の性質が分からなかったので,身近な例も用いたりして教えて下さったので理解できて良かったです.忘れないようにしっかり復習したいと思います.そして化学反応は未知数なものが多く,危険なこともあると分かったので,してる人をみたらすぐ逃げて安全な所へ移動しようと思います.
- 原子番号順に並べると,周期性を見つけることができることを学べました.原子の半径を族で見ると,原子番号が小さい方が大きくなることが少し難しかったけど授業が理解できたのでよかったです.火を見ると水をかけなきゃ!と思いがちだけど,それがいつも正しいとは限らないのだなと思いました.
- 周期表を見るだけで陽イオンや陰イオンのなりやすさや化学的性質がわかるのはすごいと思いました.
- 高校1年の時の復習ができてよかった.最後の映像を見て,化学は危ないけどやっぱりたのしいなと思った.
- 高校時代にアルカリ金属の反応性等について勉強して,色々なことを覚えました.当時は「何でわざわざこんなこと覚えるんだろう」と思っていたけれど,自分の身を守るために役立つことがあると分かって,無駄なことではなかったんだなと思いました.
- イオン化エネルギーや原子半径が高校のとき あいまいでしたが理解できました.
- アニオンとカチオンの言い方ははじめて知りました.
- 周期表なつかしかったです.
- 高校の化学では電子親和力という言葉の説明を受けただけで あいまいなものでしたが,今回の講義で原子に電子を与えて考えたときに,エネルギーとして放出されると学び,糸がつながりました.化学の奥深さを感じました!
- 電気陰性度と電子親和力を逆に覚えてることに気がつきハっとしました.次からきちんと覚えていきたいです.
- この範囲たのしい! 好き!
- 高校の始めの頃にやった内容だったのでなつかしいなと思いました.金属が燃える反応が花火に使用されていることを初めて知りました.江戸時代の人達すごいですね!
- 炎色反応というもので花火が出来ているのを知り,娯楽や生活に化学が身近なものと感じた.原子半径が電子の位置に深く関係しているのがわかった.
- 周期表の分野はH〜Caまではすらすら言えるように練習したのでよかったです!
- 大事なところだけでなく,その背景のエピソードまで聞けるので楽しい.
- 人工で元素が作り出せることに驚いた.
- 加速器でもっと合成できたら,新しい名前もつけられるし,楽しみだと思いました.
- ニホニウムの原子番号がうちつけて決めてるなんて知らなかった.
- 外から与えたエネルギーが別のエネルギーに変換される流れを初めてきちんと理解できました.
- 始めの方の色についての話がおもしろかった.エネルギーやイオンの話は知っていたが,しくみと共に理解が深まった.
- 医療に使われている元素がおもしろくて,もっとしりたいと思いました.化学反応の動画をみて,とりあえず水をかけるというのは危ないとわかったので,気を付けたいです.
- 化学と医薬品を結びつけて考えたことがあまりなかったので,これからもっと知っていきたい.
- 爆発の場所には近づかないようにします.
- ハロゲン元素そのものを扱うことはあまりないけど動画を見て怖いなと思った.
- ハロゲンの実験動画がおもしろかった.私が実験と聞いて思い浮かべた通りの爆発だったり,やばい煙が発生していたのでわくわくした.
- 反応がはげしくてこわいと思いました.
- ナトリウムを湖で処分する映像が迫力あって驚きました.
- 最後の映像がしょうげき的でした.
- 目に見えない気体と石ころのようなかたまり,無色無臭の液体でも組み合わせると化学反応によって爆発が起こると思うと怖い.炎色反応のように色が出るのはおもしろい実験ができると思う.
- 水と反応して爆発するものがあると初めて知りました.こういう反応を知っておかないと危ないので,もう少し深く学んでみたいと思いました.今日の範囲は高校でも習っていたので,よく理解できました.
- いろいろな元素が生活の中で存在しているのだと思いました.注意しないといけない元素のムービーが面白かったです.
- 最後の動画のとき内容を覚えて説明できてるのがすごいと思いました.
- 火事になったときはむやみやたらに水をかける前に,水と反応して火事を悪化させる物質がないかとちょっと考えてみることができたらと思いました.また,周期表の覚えるべき場所がわかったので,勉強しやすくなりました.
- 何が起きているかわからないときはただただ逃げるのが正解なんだとわかった.日光が当たっている場所と当たっていない場所で温度の変化は光線によってどれだけ違うのか?と思った.
- 前回の復習のところで,赤外線レベルも見える生物がいるということに今日イチの衝撃をうけました.楽しかったです.
- 字を大きく書いてくれてありがとうございました! 授業もわかりやすかったです.s
- GW明けだったが,頑張った!
- GW明けの授業で楽しくて良かった!!
- 授業14回で説明すると言われた天然に存在する原子の数が明確に表せない理由に,もったいぶられた気分になりました.
質問
- 貴ガスは希ガスじゃないのですか?
- 希ガスではなく貴ガスというのが驚いた.
- 貴ガスに驚いた.希ガスと要習でも習ったので,革命が起きた.
2005年に国際的にnoble gasと呼ぶことに決まり,これに対応する日本語として貴ガスに現在切り換え中.
- 電子親和力が大きいことによるメリット・デメリットは何でしょうか?
メリット・デメリットっていうのは人間の都合なので何とも言えない.
- 各元素の特徴を覚えるのが非常に苦手なのですが,何かコツはありますか?
縦に4本をまず覚える.
- 金属アレルギーはなぜおこるのですか? アレルギーつらいです.
金属が直接ワルサしてるわけではなくて,金属で立体構造が変形した自分自身の蛋白質を異物として認識するからです.
- 高校の時Al,Fe,Niは両性金属と習いました.半金属とは違うんですか?
- 両性金属はAl,Zn,Sn,Pbです.
- 半金属とは別のモノサシで分けたものです
- 原子番号順に並べたと言っていましたが,原子番号はどうやって決めたんですか?
- 質量数の順に並べて行った
- 周期表に押し込んで縦に似たものが来るようにところどころ並べ替えたり空きをつくったりした
- その周期表の順番に番号を割り当てて行った
- 励起状態はエネルギーを放出するときという説明でしたが,調べたら外部から吸収するとかいてありました.どちらですか?
エネルギーを与えられて励起する,励起してる状態からエネルギーを放出して基底状態に戻る,です.
- λは何ですか?
波長.
それでOK
出席者数推移
(1)62→(2)61→(3)62→(4)62
次回予告と予習
教科書4章「原子と原子のつながり」(p37-p48)の範囲を学びます.具体的な準備学習の内容を配布物に記したので,これに従って予習をしてくること.
- 作者: 野島高彦
- 出版社/メーカー: 化学同人
- 発売日: 2012/04
- メディア: 単行本
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参考書籍
- 作者: Mark Weller,Tina Overton,Jonathan Rourke,Fraser Armstrong,田中勝久,高橋雅英,安部武志,平尾一之,北川進
- 出版社/メーカー: 東京化学同人
- 発売日: 2017/01/18
- メディア: 単行本
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元素生活 Wonderful Life With The ELEMENTS
- 作者: 寄藤文平
- 出版社/メーカー: 化学同人
- 発売日: 2009/07/16
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- 作者: スタジオハードデラックス,満田深雪
- 出版社/メーカー: PHP研究所
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- 作者: 桜井弘
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