Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・一般教育部・野島 高彦)

看護学科の化学講義(24)酸素を含む有機化合物その2

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果物の香りの主成分はエステル類です.

キーワード

エステル化,けん化,生分解性ポリマー,せっけん,フィッシャーのエステル合成,プロドラッグ,油脂

今回でてきた有機化合物で,構造と名前を覚えておかなければならないもの(すでに登場したものも含む)

エタノール,エチレングリコール,グリコール酸,グリセリン,酢酸,酢酸エチル,サリチル酸,サリチル酸メチル,テレフタル酸,乳酸,ポリエチレンテレフタラート(PET),ポリグリコール酸(PGA),ポリ乳酸(PLA),無水酢酸,メタノール,油脂

講義内容要約

  • カルボン酸とアルコールの脱水縮合でエステルが得られる
  • フィッシャーのエステル合成反応のしくみ
  • 油脂からセッケンをつくる
  • エステルのポリマーがポリエステルで,PETはその代表的な化合物
  • 生分解性ポリエステルの医療への応用
  • 酸素を含む有機化合物の水素結合
  • フルーツの香り

質問

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どちらでもOKです.
原子の種類とつながる順番が同じなら同じ構造を意味します.

出席者数推移

(1)64→(2)66→(3)64→(4)65→(5)64→(6)62→(7)61
→(8)60→(9)60→(10)63→(11)62→(12)59→(13)58→(14)60
→(16)60→(17)50→(18)50→(19)53→(20)50→(21)47→(22)46
→(23)50→(24)42

次回予告と予習内容

ベンゼン環を含む有機化合物について学びます.イロイロな化合物が出て来るし,これまでに学んでいない概念も出て来るので,配布物で必ず予習し,理解できない点について講義で学ぶやり方をすること.
いきなり90分間の講義を聞いてすべてを理解しようとするのは無謀です.

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↑『21 カルボン酸誘導体:求核アシル置換反応』
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↑『27 生体分子:脂質』
有機電子論解説―有機化学の基礎

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↑『10章 カルボニル基の反応』,