日本化学会の第92春季年会が,慶應義塾大学の日吉・矢上キャンパスで始まりました.4日間の学会です.化学に関係する研究をしている研究者,技術者,教員,学生が全国から集まっています.
私の発表日は最終日の3月28日(水)なので,それまでの3日間は興味ある研究発表を聴きに行くことにしています.
これまでは私自身の研究テーマである「DNAの化学」に関連する口頭発表やポスター発表を聴きに行ったり見に行ったりして期間を過ごしていたのですが,今年からはちょっと方針を変えて,化学教育に関係する発表をチェックして行くことにしました.
午前
「化学教育・化学史」の口頭発表会場に出向き,9時からの発表を全部聴きました.大学の化学実験を開発するための試行錯誤について,10件の発表を聴くことができました.簡単にできておもしろい実験ネタを探しているので,その参考になりそうな発表もありました.何を考えているのかはこれからのお楽しみ!
午後
「化学遺産市民公開講座」の会場で過ごしました.日本の化学と化学技術に関する歴史資料を紹介するセクションでした.化学が応用されて社会を進歩させることに貢献した実例紹介する7件の講演がありました.
明日
「化学教育・化学史」の口頭発表会場で午前中を過ごし,午後は「化学教育・化学史」のポスター発表会場に行く予定です.あとは生体高分子の化学に関係する発表をチェックしに行くかもしれません.