●土曜から始まる一週間
1月18日(土)から私自身の「一週間」を土曜スタート金曜ゴールにしてみました.
「1日=24時間=1440分=86400秒」ごとに時間を区切ったものが連続している,という構造が私の生まれるまえから続いていて私の人生が終わったあとも続いていく,っていう長い長いテープを7日ごとにカットして行く,っていう作業を考えるとき,どこにハサミを入れるかは自由に決めることができます.
世の中全般には土曜と日曜の間でカットするパターンとか,
日曜と月曜の間でカットして土曜+日曜を「週末2日間」としてセットにするパターンとかが普及していますが,
私は金曜で終わり土曜から次の週が始まるっていうカレンダーにしてみることにしました.
●人生に占める「繰り返し感」が下がった
私はEvernoteの1ページに1週間のログを残しています.
その日にやったことを箇条書きにして,再び同じようなことを繰り返す可能性があるものごとについては次回への備忘録を記し,必要時間や終了時刻なども記録しています.
さらに,その日1日にSNSに使った写真(640 px × 480 pxとか540 px × 540 pxとかになっている)も組み込んでいます.
1ページの上から下に向かって時間が流れて行くログです.
これまでは月曜の朝から新しいノートに記録を始め,日曜の夜に記録が終わる,ということを繰り返していました.
月曜から金曜は,特に通常授業期間中だと,毎週毎週同じようなものごとを繰り返しがちです.
土曜と日曜は毎週同じにはなりませんが,その部分はノート面の下の方に隠れているため,あとから過去ノートを引っ張り出すと,どのノートも同じようなノート面に見えてしまいます.
これを土曜スタートに変えてからは,毎週のノートが異なったものになりました.
もちろん3日目には月曜が来るので,それ以降はどのノートも似たものになっているはずなのですが,そこは視界に入りません.
結果として,ログを土曜から記録することにしてから,人生に占める「繰り返し感」が下がりました.
●同じ1週間の繰り返し「ではない」ことを意識するようになった
土曜スタートにしてからは,月曜朝を1週間の始まりではなく,1週間の3日目として受け止めるようになりました.
「さて,今週は何をやろうか」とか「さて,今週も仕事をするか」といった,そのためにスイッチをonしたりアクセルを踏んだりする必要がなくなり,仕事も含めて人生において取り組んでいるさまざまなものごとが滑らかに一体化したような毎日になりました.
月曜スタートだった頃には,「今週も1週間が始まった」と考えていましたが,土曜スタートにしてからは「先週とは違う今週が始まった」と考えるようになりました.
人生における何度も何度も続く「1週間」がそれぞれ異なった顔をもつようになりました.
●Googleカレンダーは変えなかった
Googleカレンダーも開始曜日を変えられるので,土曜スタートにしてみたのですが,
子供の頃から月曜スタートのレイアウトに慣れてしまっていて,月曜が3日目に来ていると違和感があるので,日曜スタートで行くことにしました.
●1週間の過ごし方に変化
一週間分のタスクリストは金曜夜までに作っておく
私はEvernoteに1週間分のタスクリストを作っておき,チェックを入れながらさまざまなものごとを進めています.
このタスクリストをこれまでは週末に作っていましたが,土曜スタートにしてからは金曜までに作ることにしました.
金曜夕方に大学業務がひととおり終わるので,そのタイミングで次週にまわしたものごとも含めてリスト化するのは簡単です.
これが週末2日間を挟んでしまうと日曜の夜にアレコレと思い出さなければならなず,余計な時間がかかっていたことに気付きました.
位相の異なる世界で暮らしている感
引っ越したわけでもないのに,土曜スタートにしてから数週間は,よく知っているちょっと遠くの街に滞在しているような,新学期が始まった時期のような,そういう感覚で時間が過ぎて行きました.
位相の異なる空間で暮らしている,という感覚です.
1ヶ月くらい過ぎてからこの感覚は消えましたが,その時期には土曜スタートの位相に心身とも適応していました.
●1週間のスタート日は自分で決められる
時間の使い方とか受け取り方とかを試しに変えてみようとお考えの方には,1週間のスタート曜日を土曜日にしてみることをおすすめします.
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