Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・一般教育部・野島 高彦)

リケスタ(5)授業ノートは役立つ記録その2

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今回は何をやるのか

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本日の演習内容を記した配付資料

[グループワーク]この1週間で取ったノートの紹介,4人グループから1点ずつ

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この1週間の間に受講した講義の記録ノートを1点選び,そのノートを取った人ではない人がその内容をスクリーンに投影しつつ説明しました.まず15分間でグループワークを行い,それらに対して私からコメントして行きました.
4人グループで発表当番を毎週変えるやりかたをしてるので,今週で履修者全員が全員の前で発表し終えたことになります.

[解説]スライドショー形式の講義でノートをとるにはどうしたらよいか?

「キーワードを記録して行く」+「講義後にそれらの意味を調べてストーリー化する」の2段階で対処する方法を解説しました.これについては別記事参照↓
www.tnojima.net

[演習]模擬授業(2)スライドショー形式

「時間を計る」をネタに約10分間の模擬授業をやってみました.各自ここからキーワードをメモしてみました.

[演習]キーワード照らしあせ

模擬授業に出て来たキーワードを照らし合わせました.キーワードは登場した順に並んでいるので,それらをつないでストーリーを組み立てて行くことによって,講義内容を理解しなおすことができます.また,記録し忘れたキーワードがあっても,他のキーワードを調べてストーリー化している段階で再登場する可能性があるので,安心して講義を受けることができます.

次回予告

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くじ引きでグループを組みなおします.「文章の読み方」を学びます.実験手順書とか取り扱い説明書など,簡潔にまとめられた文章がどのような仕組みになっていて,どのような情報が省略されているのかを読み解く技術を学びます.

参考図書

今後,プレゼンテーションを求められる場面が必ずやって来ます.多くの場合,パワーポイントなどのスライド形式を採り入れたやり方をすることになります.しかし,大学教員がスライドを使って行う講義の多くは,プレゼンテーションのお手本としてはアレです.だから,プレゼンテーションについてのガイドブックを自分で読み,良い方法と悪い方法を知っておくことが将来のために役に立ちます.この本はおすすめの一冊です.

関連書籍も出版されています.

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