Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・一般教育部・野島 高彦)

大学基礎演習B(12)主観的に結論を下すその2+調査レポートのテーマ報告

[演習]もう一度考え直す

先週はいきなり与えられた課題に対して,とりあえず手持ちの情報と価値観で20分間の持ち時間で「仮決断」を下す,という演習を行いました.

課題は「駅構内列車案内電光掲示板の外国語表示を決める権限が与えられた場合,『あなただったらどうするか』」でした.

その後,6班それぞれの結論とその根拠との発表があり,それらも参考にしつつ,各自アレコレと調べてみたうえで,今回の演習で「最終決定」を下す,という演習にしました.

その結果,先週の結論そのままの班もあれば,若干の修正を加えた班もあり,大幅な変更を決めた班もありました.

ものごとを「決める」方法は様々ですが,「いったん決める+一定期間後に見直す」というのは,望ましい結論に至るための一つの方法です.

[演習]調査レポートのテーマ発表

身の周りの技術/製品/サービス/その他の中から自由にテーマを決め,A4サイズで5枚程度のレポートにまとめることが調査レポート課題です.テーマは今回の演習までに決めてくることになっていました.今年度のテーマは以下のとおりです.

  • NFC
  • アニマルセラピー
  • 腕時計
  • 香り
  • 家庭用お掃除ロボット
  • 花粉マスク
  • カラオケー高齢者とカラオケ
  • 原子力エネルギー
  • 水素自動車について
  • スープジャーについて
  • 多肉植物
  • たまごっち
  • ティッシュペーパーの歴史と今後
  • 電光掲示板
  • 夏の流行の色について
  • 日本人の履き物の進化
  • 日本と米国のレーション(軍事用食品)の違いについて
  • 日本における自動販売機について
  • 日本のアニメ
  • プラネタリウムについて
  • ポケモン
  • ポテチ
  • ホームドアについて
  • 冷凍食品製造技術

テーマの中には果たしてまとめきれるのか不明なものもありますが,変更せずこのままレポート執筆と発表準備に進んでもらうことにしました.

次回はレポート提出とともに,レポートで取り上げた調査対象に対しての「30秒間トーク」もあります.30秒間という持ち時間で24名それぞれがどのようなトークをするのか,とても楽しみです.