キーワード
吸熱反応,生成熱,中和熱,熱化学方程式,燃焼熱,燃焼反応,発熱反応,反応エンタルピー変化,反応熱,ヘスの法則(総熱量保存則),溶解熱
講義内容の要約
- 物質はそれぞれエネルギーを持っていて反応するときにそのエネルギーが熱として出たり入ったりする.
- 反応にともなって熱が出る反応が発熱反応で,熱を吸い込む反応が吸熱反応.
- 熱にもいろいろある:燃焼熱,生成熱,溶解熱,中和熱,状態変化に伴う熱.
- 熱化学反応の書きあらわし方2種類:化学反応式に反応エンタルピー変化ΔHを併記する方法と,日本の高校化学ローカルな熱化学方程式.
- ヘスの法則:エネルギー保存則の熱化学反応バージョン.測定不能な反応熱を,測定可能な反応熱の組み合わせから求められる.
- カロリーと脂肪生産:食べて摂りいれたエネルギーは何かの仕事に使わなければならないが,体温維持や運動で処理できないと,脂肪生産という仕事にエネルギーが向かうので太る.
該当する教科書のページ
第10章,「化学反応と熱エネルギー」,111ページから122ページ.
- 作者: 野島高彦
- 出版社/メーカー: 化学同人
- 発売日: 2012/04
- メディア: 単行本
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トピック
- 毎日500 mLのコーラを飲み続けると,体重はどうなるのか?
計算問題
出席者の声:みんなはこういうことを考えている/感じている/知りたいと思っている
●水や同素体以外も状態を書かなくてはならないと高校の時に習ったのですが,書かなくても良いのですか?
書かなくてもわかる場合には書かなくてOK.
たとえば水素と酸素を反応させる,なんていう場合に水素も酸素も気体以外に考えられないので状態を記す必要はありません.
水素も酸素も液体や固体で扱うのは特殊な場面だからです.
ということをいちいち判断するよりも,状態を毎回記しておくっていうやり方を身に付けさせた方が受験勉強では効率が良いので,高校の理科ではすべて状態を記すように指導していることがあるのです.
●食べても太らない人(運動はほとんどしていない)がいるのはなぜですか.
そういうのを体質と呼びます.
●危機感ができました.
試験に対する危機感なのかダイエットに対する危機感なのか.
●雨がゆううつ
●テストがんばります..
●頑張って甘い物を我慢します.
●お腹すきますね.私コーラ好きなのでショックでした.
●ダイエット!! きっと明日から!!!
●やせたい
出席者数推移
(1)51→(2)58→(3)56→(4)56→(5)55→(6)55→(7)51→(8)54→(9)54→(10)57→(11)51→(12)54
次回予告と予習内容
「化学反応と化学平衡」を学びます.教科書の123ページから136ページを読み,例題を解いておくこと.