Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・一般教育部・野島 高彦)

看護学科の化学講義(17)透析と浸透圧

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キーワード

遠心分離,キセロゲル,血液,血液透析,血清,血球,ゲル,懸濁,懸濁液,高張溶液,コロイド,コロイド溶液,コロイド粒子,浸透,浸透圧,生理的食塩水,ゾル,チンダル現象,低張溶液,透析,透析膜,等張溶液,半透膜,ファントホッフの法則,物理吸着,ブラウン運動,分散,分散媒,分子コロイド,ミセル,ミセルコロイド,溶血

講義内容要約

  • 浸透圧が生じるしくみ
  • ファントホッフの法則と高分子の分子量測定
  • 生理食塩水
  • 混ざりものの液体:血液の場合
  • 粒子のサイズと粒子を支配する力
  • コロイドの世界いろいろ

該当する教科書のページ

第13章,149ページから160ページ

はじめて学ぶ化学

はじめて学ぶ化学

関連トピック

人工透析患者数の推移

2011年末に国内患者数が30万人を突破しました.
2013年12月現在,日本人の405人に1人は人工透析を必要とする患者です.

2011年末に初めて30万人を超えたわが国の慢性透析患者数は2013年末には314,180人となった。この数は、前年より4,173人の増加である。2005年ころまで年間約1万人ずつ増加していたが、近年慢性透析患者数の増加が鈍ってきていて、2013年中の患者数の増加は、前年度の増加5,151人をさらに下回った。

ブラウン運動のシミュレーション

北里大学病院血液浄化センター

www.khp.kitasato-u.ac.jp

出席者の声:みんなはこういうことを考えている/感じている/知りたいと思っている

スクリーンでの分散媒と分散質の気体・液体・固体それぞれの状態での組み合わせの現象をみることができてよかったです

小さすぎるイオンなどよりコロイドの方が大きいから,ぶつかったときの衝撃が大きいためにブラウン運動が起こるのにスクロースよりタンパク質の方が動きが小さいのはなぜなんですか?

タンパク質の方が重いからです.

出席者数推移

(1)51→(2)58→(3)56→(4)56→(5)55→(6)55→(7)51→
(8)54→(9)54→(10)57→(11)51→(12)54→(13)54→(14)49→
(16)48→(17)38

次回予告と予習内容

「(18)酸と塩基」を学びます.教科書第14章を予習してくること.