第11章「溶液の濃度」です.モル濃度が出てくるところなので,高校化学では苦手な人の多い箇所のひとつです.
前回の講義に対する感想コメントその他なんでも一括紹介
詳細は前回の講義録参照→第15回(2009-09-25)
空の色(前回の質問に関連して)
空の色がどのように決まるのかを説明しました.私自身がこれまでに撮影してきた朝焼け・夕焼けの写真も例に使いました.
↑後楽園遊園地の朝,1995年.
↑ハワイ,2005年
↑文京区から見た西の空,1995年
↑江ノ島から富士山を見る,1995年
日によって空の色がかわるのはきれいで、早起きしで見てみたいと思いました。
空の色の変化に驚きました。冬も近づいてくるので、注意深く空を見上げていきたいです。
特に空気の澄んだ冬の朝は美しい空をみることができます.早起きする価値ありです.
過飽和・過冷却(溶液濃度に関連して)
過飽和の例として「ハチミツの結晶化」を,過冷却の例として「冷凍庫で氷点下以下まで冷却した水」をとりあげました.結晶化も凝固も,何らかの「きっかけ」がないと生じないのです.
紹介したムービー↓
氷の実験は、いきなり凍ってすごかったです。家でできたらやってみたいと思いました。
はちみつの中に少しでも結晶ができると、どんどん増えていくので、全部結晶になる前になんとかしたいなと思った。
また温めればOK.
モル濃度計算
モル濃度,質量パーセント濃度,ppm,ppbを説明しました.
続いて,水溶液の調製方法の実際を計算してみました.
久しぶりに計算して、最後の問題は少し戸惑いました。しっかり復習したいと思います。
モル濃度の計算久しぶりにやりました。最後の問題少し難しかったです。
最後のモンダイで理解!
モル濃度は苦手なところだけれどがんばります。
けいさん むずかしいです。
慣れれば大丈夫です.溶けている物質の種類が違っても,考え方は同じです.
看護実習で患者さんの点滴をつくっている所を見せてもらいました。「これ、○%にしたいんだけど何グラム入れればいいと思う?」ときかれて「・・・えっ」と言ってる間に調製しおわってました。
これはよい経験をしましたね.数年後には同じことを指導できるようになっていることでしょう.
出席票の自由記入欄から
朝ねぼうをしないためにはどうすればいいですか。ケミストリーの力をかしてください。
私も朝に弱いです.そしてこれはケミストリーの取り扱う範囲ではなさそうです.
雨ですね、なんか服がぬれて湿っぽい臭いがします。これはもうケミストリーの力でどうにかするしかないですね!
この臭いは雑菌の出す臭いです.雑菌を退治すればOK.
部屋干し用洗剤をつくっているメーカーのサイトが参考になります.
雨いやですね・・・
バスが雨で45分も遅れてしまいました。ビックリですね!それでも秋雨という季節が日本にあると考えると嬉しくなってしまいます。
雨はイヤですが,季節のバリエーションに富んだ国に暮らしている喜びと引きかえでもあります.良い面を考えることにしましょう.
次回予告
第11章「溶液の濃度」の続きです.浸透圧や透析など,医療に関係のあるところをやります.
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