私が担当している化学講義の前期試験が終了しました.
教室3部屋で同時進行する試験の様子をのぞきに2回ずつ試験室を見に行ってきました.
「だいたいこんな感じの試験にするぞー」
ということを前もって予告しておいたので,対策を立てるのには苦労しなかった科目だと思います.
それでも試験を受けた学生とエントランスでばったり会ったとき,
「あの問題はなんですかっ!」
と言われてしまいました.
どうも「よくできなかった」と感じていた模様.
今回の試験では,イロイロなタイプの学生が集まっていることを考えて,計算問題を中心に点を取ることもできれば,記述問題で点を取ることもできるように出題しました.
記述問題はどこまで書けば満点になるのかが解答者には判断しにくいので,どの程度の点が取れそうなのか感覚がつかめず,難しかったと感じてしまいがちです(特に1年生).
だから「よく準備して」試験に臨み,「よく書けている」答案を出した受験生ほど,何か抜けていたのではないかと気になってしまうものです.
通年科目なので今回エンジン全開できなかった人は後期にがんばってもらうことにしましょう.今回が余裕だった人も油断せず,後期でも続けて良い点をとってもらいましょう.