本日2限は「大学基礎演習B『大学生としての学び方』」の第1回.
年々履修希望者が増えているこのコース.今年は立ち見が出ました.
ガイダンスのあとで抽選をやって,73人の履修希望者の中から24名を履修OKとしました.
この抽選に使ったのが「トランプ」です.百均で買ってきました.
大学基礎演習Bの履修者クジ引き用にトランプを4組買ってきたよ!色違いで2セットずつ.みんなに1枚ずつ配ってこっちでシャッフルして出たのと同じカード持ってる人を当たりにする方式を考えたよ!108人まで対応OK #tnthu2 pic.twitter.com/f7AtFXK0oK
— 野島高彦 Takahiko NOJIMA (@TakahikoNojima) 2015, 4月 8
せっかく集まったのだからクジ引いてすぐにアタリ/ハズレがスグわかっちゃうのはつまらないでしょ?
それと,履修者の多様性確保のために全体でのクジ引きをやらないで,ありとあらゆるコースの学生が集まる時間をつくりたいわけです.
去年,履修希望者全体でクジ引きをやったら過半数が薬学部薬学科(PP)になっちゃったんでね.
それでトランプ.
トランプを使った抽選のやりかた
- 抽選エントリーする全員にトランプを1枚ずつ配りました.ジョーカー抜いて52枚しかありませんが,色違いのカードを21枚足して73枚にしました.
- 今回出席していた全コース(全学部学科専攻)から最低限1名は選出できることにしました.出席者が1名だけだったらこの時点で履修OK.
- 各コースごとにカードを比べて,もっとも数字の大きいカードがアタリ.同じ数字だった場合には♦>♠>♥>♣の順,それも同じだったらカードの色で赤>青,としました.
- ここまででPP,PL,VV,VZ,VE,MB,N,SC,SB,SP,ML,CE,OVから1名ずつ選出おしまい.13名.
- ここで抽選からハズれてしまった人々の中から,再度抽選やって11名を選びました.
- 第二段階の抽選では,新しく準備しておいたトランプをめくって行って,ソレと同じカードを持ってる人をアタリにしました.色違いで同じカードを持っていた場合には赤のカードがアタリ.
抽選やりながら黒板の端っこにメモ.記憶より記録.
履修登録とキャンセル手続きとキャンセル待ちエントリー
ただいま複数科目で抽選が行われており,1年生の多くが時間割を固定できない時期となっております.
今回アタリになった人も他科目で抽選アタリとなるとそっちを選択する可能性があるわけで,そういうときにはサクっとキャンセル連絡してもらって空いた枠を別の人に回したいわけです.
っていうわけで,アタリになった人にはホントに履修するか,それともキャンセルするか,どちらにするかをe-mailで連絡してもらうことにしました.
同時に,キャンセルが生じた場合に繰り上げ当選を希望する人にも,連絡のためにe-mailを送ってもらうことにしました.
このあたりは具体的な手順を紙に書いて配りました.ここには送信先となる私のメールアドレスをQRコード化したものも示しました.
e-mailは大学アカウントのもので送って欲しいのですが,まだ大学アカウントが発行されていない学部があるので,そういう場合は学外メールを使うことになるわけなんですが,そうなると返事を出しても迷惑メール防止フィルタがキツくて,こっちから送ったメールが届かない,なんていう場合が出て来て,もう非常に面倒ですまったくもう偉いヒトどうにかして!
トランプを貼り付けてキャンセル待ち希望表明
キャンセルが生じたときに繰り上げ当選を希望する人には,氏名と学籍コードを書いた紙にトランプを貼って提出してもらいました.
このトランプに基づいて優先順位を決めて,上位から順にキャンセル枠に回して行きます.
連絡先は書かせると書き間違いや解読不能事件が起きるので,e-mailで私宛にキャンセル待ち希望連絡をすることを条件としてあります.
メールが送られて来なければ「キャンセル待ちのキャンセル」扱い.
そのアドレスにこっちからメールを送って,迷惑メール防止フィルターに弾かれて返送されてきたときもキャンセル扱い.
26名のキャンセル待ちがあって,本日夕方の段階で3名のキャンセルが出ています.
このあたりの整理は来週半ばまで続く模様.
履修登録と,キャンセルと,キャンセル待ち登録のメールがドドドドドドーーっと来ていて処理する気力が
ぜんぶの抽選にエントリーできない仕組みの限界がアレ
夕方に薬学部の1年生がやってきて,私の演習の裏番組で開講されている他の先生担当の大学基礎演習Bで抽選にハズれてしまったから私のコースを履修できないかって聞きにきたんですが,抽選は終わっちゃってるし,キャンセル待ちに加えても27人目だからチャンスは来ないよって説明しました.
私も「抽選でハズれたら他の先生の大学基礎演習Bに行ってくれ」なんて言ってるわけですが,空きのあるコースがあるとは限らないわけです.たらい回しにされちゃう1年生の不幸.が,私にはどうにもなりません.
1回目に抽選を行う選択科目のgdgd問題.私もその問題を作ってる一人なんだけど.
1回目をガイダンスにする科目で時間内に抽選をやる方法の限界がアレ
「とりあえず1週目の授業に出てみて,それから履修するかどうかを決める」っていう仕組みになっているものの,第1回目に抽選を行う選択科目が増えてきて,1週目はこんな調子でgdgdです.履修者名簿作成があるので履修者を早く決定したいわけですが,来週火曜日までは「第1回」の授業が続いて抽選が行われるのでそれまでは次から次へと送られて来る履修意志表示メールと,キャンセル連絡と,キャンセル待ちへの連絡メールと,っていうのを処理し続けることになります.
キャンセルが生じても埋め合わせをしないっていう選択肢もあるのですが,コレは最後の手段にしたいので,何かシステマチックな方法を大学が採り入れてくれるのをクビを長くして待つことになるわけです.それまではこんな風に,ゲーム感覚の抽選方法をイロイロ考えてみよう☆
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