Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・一般教育部・野島 高彦)

リケスタ(14)これまでに学んだものごと+提出物返却

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調査レポートあれこれ

提出されたレポートの内容をさらに良いものにするためのポイントを8点選んで紹介しました.

  1. 段落のサイズは食べ物と同じ: 一口サイズだと食べやすい.大きな段落は分割して小見出しを付ける.
  2. 小見出しは本文の一部ではない: 小見出しを取っても成り立つ主語-述語関係で書く.
  3. 本文中で体言止めしない
  4. ソレ,何のことですか?: 世の中の極一部の人にしか通用しない用語は説明してから用いる.
  5. 有名なら書かなくてよい:「有名などうのこうの」とか「どうのこうので有名である」などと書かない.
  6. 文学的表現にしない:説明し考えを述べる文章は飾り付けない.
  7. 引用箇所と情報源とを具体的にリンクさせる
  8. 実験レポートと同じ考え方:断定調で書く,すべての図表に通し番号とタイトルを付ける,すべての図表は本文中で扱う,図表を本文中でレイアウト依存させない(右の,とか次ページの,とか)

なお,手書き:プリントアウト=2:21でした.

第1回目からの振り返り

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「調べる」,「計画を立てる」,「記録を残す」.「レポートを書く」,「伝える」,「決める」.「説明する」といったスキルを身につけることがこの演習の目標でした.毎回の演習の内容は,これらのいずれかに対応したものになっていました.この演習を通じて学んだことが,残りの大学生活に,そして卒業後の人生に役立つものであることを願います.

調査レポートの返却

前回の演習で提出された調査レポートには1週間のうちに添削を行い,今回の演習で返却しました.

提出物の返却

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第1回目からの提出物をすべて返却しました.

第1回目には2人一組になって相手を取材し,他者紹介をしました.そのときの取材メモもコピーして返却しました.ペアになった相手について自分が取材したメモと,そのときに相手が自分について取材したメモとの両方がセットになって帰ってくるわけです.

感想やコメントを求む!

これから先,何かの拍子に「お! コレには1年生の #リケスタ で学んだ内容が応用できるじゃないか!」という場面に出会ったときにはSNSとかメールとかで知らせてください(電話はイヤ).

今後の演習に取り入れます.

そうやって少しずつ演習の内容を良くして行くことが,大学を良くして行くことにつながるし,それは世の中を良くして行くことにもつながります.

未来の世の中を良いものにして行くためにご協力ください☆


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