読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・野島 高彦)

電気通信大学で招待講演:初年次教育プログラムで扱う『実験実習科目の学び方』

雑記

2月15日(水)に 電気通信大学で招待講演を行いました.東京都調布市にある国立大学です.通称 #電通大
f:id:takahikonojima:20170217174106j:plain

「初年次教育プログラムで扱う『実験実習科目の学び方』」というタイトルで,模擬授業を含めて1時間ちょっと講演をやってから質疑応答,その後で1時間のディスカッション,という構成になっていました.

どういう人々にどういう調子で

電気通信大学には「教育研究技師部」っていう部門があって,教育研究技師っていう人々が実験実習科目の指導を担当しています.

教育研究技師を英語ではAcademic Engineerと言うらしい(名刺にそう記載されてた)カッコ(・∀・)イイ!!

こういう部門を持っている大学は全国で #電通大 だけだとのことです(副学長先生談).

この人々と,イロイロな専攻の先生方と,あわせて39名のみなさまが対象となりました.

なお,この日はあちらこちらの学科で卒研発表をやっていた模様です.

f:id:takahikonojima:20170217180221j:plain

ことの発端は昨年2016年の7月に,職員研修の資料として教材提供のお願いがあって提供したら,

www.tnojima.net

ソレが好評だったらしくて,その後イロイロあって講演会をやろうっていう流れになった模様です.

イロイロなものを公開しておくとイロイロあって楽しいよ!

普段 私がどんな調子で演習とか講義とかやってるのかっていうこととか,どんなふうに考えて教材を組み立てているのかとか,そういうあたりも話に含めて欲しいとのことだったのですが,さて,ライトなノリでやってもいいものかと.

っていうのに対しては,『ライトなノリでお願いします!』っていう返事が来たのでコレはいつものようにライトなノリでやってOKっていうことで,

っていうのは迷惑行為になるんじゃないかって考えて,A4で3枚の要旨を別に書いて,そっちも送りました.実際にはシラバス1ページ足したので4枚.

スライドはスライドづくりの珍例参考になるとのことで全コマをカラー印刷のうえ配布ということになりました.

講演の中身の抜粋

実際に使ったスライドの一部を並べて約1時間で何やったのか記録しておきます.

質疑応答の時間に出たものごとも組み込んでおきます.
f:id:takahikonojima:20170217174119p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174125p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174130p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174137p:plain
↑コレについては,質疑応答の時間に,キャリア教育+初年次教育を担当の先生から,実験関係以外のところでどんなことやってるのか手短に説明してほしいっていうリクエストがあったので説明しました.

「高速スライドショー対策」と「エレベータートーク」に関心をもってくださった方が何人もいてうむうむとうなずいたり笑ったりする姿が

f:id:takahikonojima:20170217174157p:plain
ぜんぶで5カ所に「模擬授業」を組み込みました.

会場の先生がたに「学生役」をやってもらって,スクリーンに投影されてる文字を読んでもらったり.こういうのやらないと眠くなるんですよ.

模擬授業の内容は #リケスタ の演習記録に記してあるものごとを適当にアレンジしたものでした.

該当するのは以下の4.5回ぶんです.

f:id:takahikonojima:20170217174207p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174219p:plain
↑どんな調子で演習やってるのかも紹介しました.

f:id:takahikonojima:20170217174226p:plain
↑ワークシートはフォーマットを固定しておいて提出回と提出日時を記載しておくの重要.

f:id:takahikonojima:20170217174240p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174245p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174253p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174259p:plain
↑実際に演習で提出されたシートをもとにした解説スライド(リケスタ内で使ってるもの)を紹介しました.だいたいどんな感じにコメントしてるのかの例として3点とか5点とか.

f:id:takahikonojima:20170217174308p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174314p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174322p:plain
↑ #リケスタ でも私の担当してる化学講義 #メディケム でも,写真撮影OK,動画撮影OK,Twitter中継OKです.

っていうことを紹介したら驚かれました.

#電通大 ならアタリマエの文化だと思っていたのですが,そういうノリではない模様です.

私は「いま手に入るテクノロジーは,いま使おう. そのために人類は技術を開発し続けているのだから」です.

f:id:takahikonojima:20170217174327p:plain
↑ワークシートも数名分を紹介しました.

同じことをやっても書き方が違うし,書く量も違うし,着眼点も違うものです.

なお,#リケスタ では全履修者から,学内外で提出物や演習風景が公開されることに関して,履修登録前に承諾を得ています.
f:id:takahikonojima:20170217174338p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174343p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174347p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174353p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174401p:plain
私が #リケスタ 履修人数を24名に制限してる最大の理由は,この作業がタイヘンだからです.

f:id:takahikonojima:20170217174411p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174416p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174420p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174425p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174430p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174435p:plain
実際に提出されたものを全員に見せるっていうのは重要だと私は考えています.

なんでかっていうと,添削してオシマイだと,添削前後しか見ることができないからです.模範例を渡しても,自分のと模範例しか見ることができません.

イロイロな考え方をする人がいて,それぞれイロイロな工夫をしていて,その中には改善を要するものもあるんだけど,ソレはもしかしたら自分もやっていたかもしれないことなのかもしれないし,っていうのを何例か見ないとわかんないものです少なくとも私は.

f:id:takahikonojima:20170217174441p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174446p:plain
この『「みんなで統一して」は死を招く』は質疑応答でも,そのあとのディスカッションでも様々な面で登場する言葉となりました.詳細省略.

リケスタ以外のとりくみの紹介

f:id:takahikonojima:20170217174455p:plain

f:id:takahikonojima:20170217174510p:plain

www.tnojima.net

f:id:takahikonojima:20170217174540p:plain
質疑応答の時間に出た,SNSによる情報拡散を効率化するにはどうしたらいいのか系の質問には, #北里つながろう プロジェクトと 有機化合物100選ボット を紹介しました.

どこかで引っかかって,リツイートやリンクをたどって,どこかに向かう,っていう考えです.

コレ,ウケました.呆れられてたのかもしれないけど.
www.tnojima.net
www.tnojima.net

f:id:takahikonojima:20170217174600p:plain
f:id:takahikonojima:20170217174605p:plain
f:id:takahikonojima:20170217180030j:plain

他大学の話を聞くのって面白い☆

今回は呼ばれて話しをしに行ったのですが,実際には #電通大 の各種実験科目とか実習内容とかを聞かせていただく機会になりました.

それから,普段は接点のない電気工学とか応用物理学とかご専門の教職員のみなさまの「感覚」をちょこっと感じることもできて,これがまた新鮮でした.

「グランドがー」とか「比抵抗がー」とか,大学1年の物理学実験以来でした(たぶん).

こうしたすばらしい機会を設けてくださった電気通信大学のみなさまにお礼申しあげます.

このブログを書いている人

www.tnojima.net
www.tnojima.net