キーワード
イオン結合,イオン結晶,オクテット則,化合物,共有結合,共有結合結晶,共有電子対,金属結合,金属結晶,ケクレ構造,三重結合,組成式,多原子分子,多重結合,単結合,単体,二重結合,非共有電子対,ファンデルワールス力,分子間力,分子結晶,ルイス構造
講義内容の要約
- 固体状態の物体において原子はどのような構築原理で組み合わさっているのか?
- 電子は何をやっているのか?
- 化学結合をどのようにかきあらわすのか?
該当する教科書のページ
第4章の前半,37ページから42ページに沿って進めました.
- 作者: 野島高彦
- 出版社/メーカー: 化学同人
- 発売日: 2012/04
- メディア: 単行本
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質問
最大何重結合までありますか(分かっている範囲で)?
六重結合.この化学講義の範囲を超えるタイプの結合なので説明しません.
ガラスは共有結合結晶ですか? 強化硝子というのを耳にしたことがあり強度があると思ったので気になりました.
ガラスはケイ素と酸素が共有結合で広がったものが主成分なのですが,固体というよりは粘度の高い液体とみなせる状態なので,共有結合性「結晶」とは言い切れません.アモルファスと呼ばれる状態です.
オクテット則で価電子を8個にしようとする傾向という説明がありかしたが最外殻電子で考えても同じですか?
同じです.価電子=最外殻電子です.
一般にマイナスイオンと呼ばれるものは何のイオンですか?
アレはデタラメです.
そもそも何なのかが定義されていません.
たとえばこの記事が参考になります↓
昇華するものは分子結晶と考えていいのですか?
金属も減圧して加熱すれば昇華します.
たとえばCuだとしたらどれくらい集まったら目に見えるようになるのですか?
直径0.1 mm程度の球状なら肉眼で見ることができると考えて計算すると,1016個スケールの銅原子が必要です.
出席者数推移
(1)92→(2)94→(3)97→(4)93→(5)89
次回予告と予習
「原子と原子のつながり その2」を学びます.教科書の第4章「原子と原子のつながり」を読み,例題を解いておくこと.