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Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・野島 高彦)

北里大学のSNSガイドラインを制定しました

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学校法人北里研究所北里大学の公式SNSガイドラインを公開します.このガイドラインは北里大学一般教育部長からの依頼を受け,私が原案を作成したものです.近日中に北里大学ウェブサイトにおいて公開されるとともに,4月に全新入生に配付されるキャンパスガイドにも記載されます.一般教育部長の承諾を得てここに先行公開いたします.

北里大学SNSガイドライン

はじめに

大学の活動にコミュニケーションは欠かせません.学生同士,学生と教職員,個人と組織,組織と組織,大学と社会など,様々なコミュニケーションの場面に,ソーシャル・ネットワーキング・サービスが新しい可能性を生み出し続けています.「事を処してパイオニアたれ」を建学の精神の一つに掲げる北里大学は,高等教育および研究に,この新しいサービスを積極的に採り入れ,安全に上手に使いたいと考えています.

ソーシャル・ネットワーキング・サービスとは

ソーシャル・ネットワーキング・サービスとは,人と人との関わり合いをインターネット上で構築するサービスのことです.具体的にはFacebook,Twitter,mixi,Google+などのように,利用者が情報を投稿したり,その情報に対してコメントやレビューを投稿したりしながら,他の利用者と情報を共有することや緩やかにつながることのできるサービスです.

北里大学ソーシャル・ネットワーキング・サービス・ガイドライン

1. 北里大学の一員であることを自覚し,責任をもって積極的に利用しましょう.

ソーシャル・ネットワーキング・サービスにおける活動は,あなた個人のイメージではなく,北里大学のイメージで受け取られる可能性があることを十分に自覚しましょう.北里大学に関連した内容について,個人的見解を発信する際には,北里大学の見解ではなく自身の見解であることを明確にしましょう.

2. 社会の一員であることを自覚しましょう.

ソーシャル・ネットワーキング・サービスが公共の場であることを理解し,閲覧者に貢献できる情報を投稿することに心がけましょう.コミュニケーション活動の基本として,一人一人の個性や多様性を尊重し,異なる意見や考え,生き方を互いに認め合う姿勢を持ちましょう.

3. 社会に還元しましょう.

ソーシャル・ネットワーキング・サービスに参加することにより,学び得た情報や経験などを広く学内外に還元することで,多くの個人やコミュニティの成長に貢献しましょう.正しい情報を発信する姿勢を持ち,誠実な態度で,モラルのある活動を心がけましょう.

4. 発言内容に責任を持ちましょう.

発言内容に対する責任は,発言者が負います.発言する前に,その内容に虚偽が無いことを確かめましょう.情報を転送する際も同様です.誤った内容を公開してしまった際には,そのことをただちに認め,早急に訂正しましょう.そして,訂正したことを公開しましょう.

5. 法令を守り,権利を尊重しましょう.

日本国の法令を守りましょう.また,基本的人権,肖像権,プライバシー権,著作権,商標権などを侵害しないように注意しましょう.
特に,次のような情報を発信してはいけません.

  1. 誹謗中傷する内容
  2. 他人のプライバシーに関する内容
  3. 公序良俗に反する内容
  4. 人種,民族,言語,宗教,身体,性,思想,信条等に関する差別的な内容
  5. 研究上の秘密事項
6. 自分自身を守りましょう.

個人情報の公開範囲について十分に検討しましょう.一度ネットワーク上に公開すると完全には削除できないこと,第三者によって保存され将来にわたり人物情報として利用される恐れがあることを認識し,自分自身のプライバシーの保護に留意しましょう.各ソーシャル・ネットワーキング・サービスの利用規約を知り,個人情報の公開範囲に十分な注意を払いましょう.

補足. 授業利用にあたっての留意点

教職員がソーシャル・ネットワーキング・サービスを授業等で利用する際には,以下の点に留意しましょう.

  1. 受講者にソーシャル・ネットワーキング・サービスを利用させる場合,自身のプライバシーの保護や発言の影響範囲に関して,十分な説明とリスク管理方法について周知徹底したうえで,事故が発生しないような配慮をしましょう.
  2. 使用環境や本人の意向により,ソーシャル・ネットワーキング・サービスを利用できない受講生がいることにも配慮しましょう.

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Refarences

このガイドラインを制定するにあたっては,国内の大学数校が公開しているガイドラインを参考にしました.特に以下の大学のガイドラインが参考になりました.

Go! Go! SNSの精神

多くの大学が「SNSの取り扱いに厳重に注意せよ」という点に重きを置いている中,立教大学は「積極的にSNSを使って行こう!」という姿勢を打ち出しており,これに私は強く影響されました.

立教大学のSNSに対する姿勢に,北里大学建学の精神のひとつである「事を処してパイオニアたれ」に通じるものを私は感じました.そこでこの精神をガイドライン中にも明記することにしました.

建学の精神

建学の精神をガイドラインに記している大学としては,甲南女子大学や近畿大学,関西学院大学が挙げられます.

Go! Go! SNSの精神ふたたび

SNSを積極的に使って行こうという姿勢として,常磐大学のガイドラインも参考になりました.常磐大学では『ソーシャルメディアを通じて、皆様と積極的なコミュニケーションを図ることを目指します。』や『多くの方のソーシャルメディアの活用を支援します。』と公表しています.

貢献すること

学生の立場で,SNSを利用する際にどのようなことに注意すべきかを具体的に記したガイドラインとしては,聖心女子大学のものが挙げられます.ここで挙げられている「貢献できる参加者になる」という考え方は,北里大学SNSガイドラインでも採りいれることにしました.

追手門学院のソーシャルメディアポリシーには,『ソーシャルメディアに参加することにより、学び得た情報や経験などを広く学院内外に還元することで、多くの個人やコミュニティの成長に貢献します。』という項目があり,これを北里大学SNSガイドラインでは「社会に還元しましょう」として採り上げました.

Thanks to 北里キャンパスナビゲーター

在学生広報チーム「北里キャンパスナビゲーター」 @KitasatoNavi がTwitter,Facebookページ,mixiページを利用するにあたりSNS利用ルールを制定したときにアレコレと手伝った経験が,今回の北里大学SNSガイドラインに活かされています.キャンナビのガイドライン制定担当だった @nnoochii と @pocamericanada に感謝します.

追記(2014-03-27)

北里大学SNSガイドライン
非常に丁寧に積み上げられています。
http://www.repeat.co.jp/wp303/archives/762

追記(2013-05-22)

一般教育部サイトで公開されました.

追記(2013-03-10)