Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・野島 高彦)

徹底的に平等が求められる時代のリスク回避を考えた私のSNS利用指針

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大学業務でもそれ以外でもSNSを利用しているのですが,これに伴って発生する面倒な問題を回避するために,私自身は以下のような方針でSNSを運用しております.

  1. 大学が定めた情報公開手段による公開に先立った情報公開はしません
  2. 学業成績に関する問い合わせにはお答えしません
  3. お誕生日メッセージは公開しません

それぞれどういうことなのか?

(1) 大学が定めた情報公開手段による公開に先立った情報公開

北里大学では学内掲示板やウェブサイトで情報を公開しています.これらが「公式な」情報公開の方法です.
一方,私がSNSやブログや個人サイトや立ち話で公開する情報は,北里大学として「非公式な」ものです.
「公式な」発表があってから,「非公式な」かたちで情報を「紹介する」,という方針を,私は採用しています.
だから「明日は台風で休講になる」みたいな情報も,すぐにみなさまにSNSでお知らせしたいのですが,何も知らないフリをしています.

(2) 学業成績に関する問い合わせ

私が担当する講義科目においては,定期試験得点の問い合わせに回答しています.
その際,「大学が発行する電子メールのアカウントから送られた問い合わせメール」に限定して返答しています.
takahikonojima.hatenablog.jp
SNSを含め,その他の手段による問い合わせには対応しません.

(3) お誕生日ツイート

SNSでつながった誰かの誕生日にお祝いメッセージをTwitterに書き込んだり,Facebookのタイムラインに書き込んだりすることはありません.

FAQ

なんで?

「平等であること」が徹底的に要求される世の中だからです.
「『SNSを利用している人』に対して『SNSを利用していない人』のほうが不利」という状況を発生させたらダメなのです.
そういうのは「不平等」とみなされるのです.

具体的にどういう場面で不平等とみなされるのですか?

たとえば「前期試験の得点を考慮して後期試験勉強への労力配分を考えたい」なんていう場面を考えます.
こういう場合,「前期試験得点」は総合的に年間の学業成績を高くするための一要素になります.
そこに労力を投資しなくて済むことがわかれば,他の科目の対策に労力を向けることができるからです.
科目担当者とSNSでつながっていれば,手軽に得点を問い合わせることができるので,有利になっているように「見えます」*2
そういうのはダメなのです.

お誕生日メッセージくらいいいんじゃないですか?

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誕生日は1年に1回,すべての人に訪れるイベントです.
「お祝いメッセージを受け取った学生」と「お祝いメッセージを受け取らなかった学生」が生じると「不平等」になります.

そんなバカな,と思う人が大多数でしょうが(そうであって欲しいのですが),世の中にはこの程度の「不平等」にもクレームを付けて来る人がいます.そういう人々の要求に合わせると,TwitterやFacebookでつながった4桁の人数「全員」に,それぞれの誕生日にお祝いメッセージを考えて送らなければならなくなります.

そういうのイヤ.
タイヘン.
そんなのぜんぜん「ハッピー」バースデーじゃない!
だからクレームが来ないように,公開された場ではお誕生日メッセージを送らないことに決めています.

なお,気が向いたらTwitterのDMとかFacebookのメッセンジャーとかでお祝いメッセージを送っていますが,基本は「送らない」ですので,そのあたり適当によろしくお願いします.

君の誕生日を忘れたわけじゃないのさベイベ.

【追記:2014-10-06】


このブログを書いている人

takahikonojima.hatenablog.jp

*1:画像→ 落とし穴 - ピクトグラム - フリー素材

*2:電子メールでの問い合わせはOKです.電子メールは「大学が用意したもの」だからです.TwitterやFacebookは「大学が用意したものではない」からダメなのです.

*3:画像→ http://pictogram-free.com/10-graphic/184-graphic.html お誕生日、バースデーケーキのイラスト素材 無料・フリー版有り | 素材の恵み