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Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・野島 高彦)

遊んでるわけじゃないよ遊んでるわけじゃ

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日常生活でも業務でもオンライン化できるものごとは全てオンライン化することに決めていて,テレビは見ない*1,電話には出ない*2,新聞はとってない*3,1回読んだ書類はスキャンして即廃棄,っていう毎日です.人生において重要でもなく楽しくもない情報の海とも,紙の山ともお別れして,快適な人生を送りたいからです.

ゴキゲンに行きたい+ゴキゲンに生きたい☆

オンライン化は生産性を向上させるので,時間が生まれます.ここで生まれた時間をどうするのかに関して,世の中には2種類の人間がいます.生まれた時間でもっと働こう,っていう人々と,生まれた時間で遊ぼうっていう人々.

私は間違いなく後者のタイプ.だからオンライン化も含めたシステム化による生産性向上を毎日研究してるし,生産性が向上すれば仕事の質も向上するから一緒にアレコレやってる人々の役にも立つからみんながハッピーって考えてる毎日.

「遊ぶ」って表現するのは必ずしも正確ではなくて,「自分が興味をもっているものごとの探求」というあたりが正しい表現になります.「興味をもっているものごと」っていうのは,道楽とは限らなくて,化学講義ネタ探しであったり,演習ネタ探しであったり,研究ネタ探しであったり,他にもイロイロなネタ探しだったりします.こういうイロイロが混ざり合っていて,世間で問題になる「公私混同」のモノサシでは切り分けることができない状態です.

世間では誤解があるようで、「仕事」と「遊び」は別だと考える人が多い。特に、日本人はマジメ。「仕事」に「遊び」を持ち込むなんて、とんでもないという意見が目立つ。

グーグル流「遊びながら結果を出す」仕事術 (2013-10-07)

たとえば,大学基礎演習Bでは「簡潔に操作手順を説明する文章を書く方法」っていうのを扱う回があって,「みんなが知っている身近な例」として「料理」を例にしています.今のところ「インスタントラーメンの袋に印刷されている調理手順」と「菓子会社がオンライン公開しているホットケーキの調理法」を教材に使っていて,「日本で義務教育を受けたみんなが理解できる説明文のしくみ」を考えます.

こういう演習の準備には,食品会社のウェブサイトにアクセスしてみたり,料理が趣味な人が書いているブログを読んでみたりという調子に,情報集めのステップが含まれるので,大学サーバーの管理者がアクセスログを眺めたら,「なんで化学のセンセーが勤務時間中にクッキングのページをネットサーフィンしてるんだろー?」ってなっちゃうことでしょう.インスタントラーメンとホットケーキに落ち着くまでには他にもイロイロな食材を検討しました.

こういうの,おもしろい☆

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ホットケーキのときは,関連情報でハチミツとかメイプルシロップとかいったキーワードが出て来たので,こういうのは化学講義の「酸素を含む有機化合物」とか「溶解」のネタに使えそうだってこともチェック.もちろん自宅でクッキングするときにも役に立つので一石二鳥(以上).教材準備なんですよ,ぜんぶね.

こうやって,生産性向上で生まれた時間で演習ネタ探しをやって演習を組み立ててるんで,「遊んでる」っていうわけではないんですが,「labor」だとは感じていないので,人生のありとあらゆる物事を「労働か遊びか」に二分する人々から見たら「遊んでる」になるのかも.

このブログを書いている人


私はこういう人 - 大学1年生の化学(北里大学・野島高彦)

はじめて学ぶ化学

はじめて学ぶ化学

*1:夜中に放映されてるアニメをこどもが録画していて週末に一緒にみてるけどコレは別.

*2:留守電メッセージにだけ対応する.私の知人は私が電話キライだと知っているので私宛に電話をかけて来ない.

*3:SNSとRSSで済む.