Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・野島 高彦)

看護学科の化学講義(24)ベンゼン環を含む有機化合物

f:id:takahikonojima:20161118141728p:plain*1
さまざまな薬品が分子内にベンゼン環を含んでいます.

キーワード

m-配向性,o-,p-配向性,置換基効果,転位,ニトロ化,配向性

事前配布資料

前回の講義終了時に予習用の資料を配付しました.コレがテキストになってます.

講義内容要約

  • 医薬品,体内,日常生活用品のあちらこちらに組み込まれているベンゼン環
  • ベンゼン分子の構造
  • ベンゼン分子の置換反応
  • 一置換ベンゼンの配向性:先に入った官能基が2個目の入る場所を決める
  • 薬品の合成ルートを決めるときの考え方

関連トピック

人類は複雑な構造をもつ医薬品の合成に取り組んできました.その一例として,抗がん剤「タキソール」を紹介しました.

質問

  • CH2=Cと H2C=Cは同じですか?

同じ.好きに書いてOK.

  • ベンゼン環に直接導入できるものとできないものの違いは何ですか?

直接導入する方法が見つかっているかどうか,です.

コメント

  • o-,m-,p-配向性があることを初めて知りました.
  • o-位,p-位,m-位は知っていましたが,見分け方は知らなかったので,答えやすくなりました.
  • 配向性がo-,p-になるのかm-になるのか決まりがあることを初めて知った.
  • ベンゼンからたくさんの生活に役立つものがつくられていることがわかりました.また,ベンゼンはこんなに身近にあるものなんだなと思いました.昔の人は命がけで薬をつくっていたことに驚きました.今は天然にあるものから,身体に害がなく,薬としての作用があるものを化学を使って合成しているということがわかりました.
  • 肺がんなどの治療薬を見つけ出したのはすごいと思った.そして病気を治す薬を開発するためには,技術とお金が必要だと思った.
  • 薬を作るのにとてつもないお金と材料と時間がかかっていることがわかった.
  • 肺がんや乳がんの患者さんを助けられる「タキソール」というものが合成するのが難しいと知り,化学は常に進化と発展がつきものだと思った.
  • これからも治療薬がどんどん増えて行くのはすごく良いことだと思いましたが,変な副作用が出たら怖いなと思いました.
  • 高校では割と有機化合物は得意だと思っていましたが,改めてやると複雑で難しく,きちんと分かっていないんだと分かりました.復習して定着させたいです.そして化学合成を人間が考え,編み出したことを知り,昔の人は やはりすごいと思いました.今を生きている私たちより生きる力が備わっていると思います.
  • 高校生のときに入試対策でやっていた構造決定の問題が好きだったので,薬品合成ルートのデザインのところが楽しかったです.学祭がおわって試験も見えてきたので,後期前半にやったことの復習も少しずつはじめようと思います.
  • 身近なものに関連した説明がわかりやすかった.学祭が終わって時間にゆとりができるので,予習を頑張ってみようと思う.
  • ベンゼン環を描きすぎて途中から五角形になっていた.
  • 授業を聞くのはおもしろいですが実際問題をとくと難しいです.復習がんばります!
  • この先もっと医療は発展していくと感じた!!

出席者数推移

次回予告と自宅学習

窒素を含む有機化合物について学びます.配布物で予習して来ること.

参考書籍

マクマリー有機化学(中)

マクマリー有機化学(中)

  • 作者: John McMurry,伊東二,児玉三明,荻野敏夫,深澤義正,通元夫
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2013/02/12
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
↑『15 ベンゼンと芳香族性』,『16 ベンゼンの化学:芳香族求電子置換』,『17 アルコールとフェノール』
有機電子論解説―有機化学の基礎

有機電子論解説―有機化学の基礎

↑『16章 ベンゼンの構造と芳香族性』,『17章 芳香族の反応(I).求電子置換反応』,『18章 芳香族の反応(II).いろいろの反応』
炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす (新潮選書)

炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす (新潮選書)

↑『第3章 大航海時代を生んだ香り 芳香族化合物』
新化学読本―化ける、変わるを学ぶ

新化学読本―化ける、変わるを学ぶ

↑『第9章 建築家の夢が扉をあけた芳香族-ベンゼン』,『第10章 柳の樹皮から生まれた解熱剤-アスピリン』
世界史を変えた薬 (講談社現代新書)

世界史を変えた薬 (講談社現代新書)

↑『第6章 消毒薬/ゼンメルワイスとリスターの物語』,『第10章 アスピリン/三つの世紀に君臨した医薬の王者』
スパイス、爆薬、医薬品 - 世界史を変えた17の化学物質

スパイス、爆薬、医薬品 - 世界史を変えた17の化学物質

  • 作者: ジェイ・バーレサン,ペニー・ルクーター,小林力
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2011/11/24
  • メディア: 単行本
  • 購入: 2人 クリック: 128回
  • この商品を含むブログ (13件) を見る
↑『七章 フェノール/医療現場の革命とプラスチックの時代』,『十章 医学の革命/アスピリン、サルファ剤、ペニシリン』

このブログを書いている人

www.tnojima.net

もう一つのブログ

www.takahikonojima.net

医療工学科の化学講義(25)窒素を含む有機化合物

f:id:takahikonojima:20130430041327j:plain *1

キーワード

アミド,アミド結合,アミン,第一級アミン,第三級アミン,第二級アミン,第四級アンモニウム,ニトリル,ニトロ化合物,ペプチド結合,ポリアミド

講義内容要約

  • 窒素を含む有機化合物の構造パターン:今回はアミン・アミド・ニトリル・ニトロの4種に絞った.
  • アミンは塩基.
  • 窒素を含む有機化合物の中には水素結合するものもある:DNA二重らせんとか,生体高分子どうしの相互作用だとかの基礎になっている.
  • アミンは酸と反応して塩をつくる→アミン性の医薬品に水溶性をもたせるために,酸との塩にする方法がとられている.
  • たんぱく質はアミノ酸をモノマーとするポリアミドで,立体構造にもとづく機能をもつ.
  • ニトロ基をもつ有機化合物には爆発性のものがある.

説明した有機化学反応

  • トリメチルアミン + ヨウ化メチル → ヨウ化テトラメチルアンモニウム
  • 酢酸エチル + アンモニア → アセトアミド + エタノール
  • 無水酢酸 + アニリン → アセトアニリド + 酢酸
  • アミノ酸の脱水縮合 → ポリペプチド
  • アセトアミド + 水 → 酢酸 + アンモニア
  • EtCONHEt + 水 → EtCOOH + EtNH2

事前配布資料

前回の講義終了時に予習用の資料を配付しました.コレがテキストになってます.

関連トピック

瞬間接着剤の化学

瞬間接着剤がどのようなしくみで固まるのかを説明しました.アニオン重合.

質問

  • 固まったアロンアルファを再び溶かすことはできますか?

今日紹介したDMFになら溶けるよ.皮膚に付いたのはアセトンで剥がせるよ.

  • 学祭で何が一番おいしかったですか?

ひみつ

コメント

  • 鳥が出す白いものはフンだと思っていたので驚きました.
  • 爆薬と狭心症の薬が一緒なんて知らなかった.
  • アロンアルファのCMの場所,横浜の赤レンガ倉庫ですよね.
  • アロンアルファすごいですね.
  • アロンアルファつえぇぇぇぇ
  • アロンアルファすごいですね.医療でも使われているというのは驚きでした.
  • コマーシャルで紹介されたアレは "アロンアルファ" ではなくて "アロンアルフア" だったことに最近 気が付いて少し驚いた.英語はAlphaだったけれど.
  • アスパルテームは北里の受験の時の化学の問題で出たのをよく覚えている.
  • 前期の一般入試にもアスパルテームが出てた!気がする・・・
  • となりでもんだいをときながら
  • 人がどんどん少なくなっていく・・・.
  • とても静かで良い
  • 授業も残すところわずかだ
  • 今日なんで雨降ったんですかね・・・
  • 雨!!!(怒
  • 学祭楽しかった.
  • 来年はもう少し学祭まわれたらと思います.
  • おもしろかったです.
  • よくわかりました
  • 有機好き
  • 復習がんばります.
  • 復習します.
  • 覚えることが
  • 話を聞いている分には面白いけど難しい・・・
  • 疲れました
  • 実験が大変で泣く
  • 次こそ遅刻しない!
  • 久々に1限の時間に起きることができました.

f:id:takahikonojima:20171110143955j:plain


f:id:takahikonojima:20171110144054j:plain

出席者数推移

次回予告と自宅学習

身体を構成する有機化合物について学びます.配布物を予習して来ること.

参考書籍

炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす (新潮選書)

炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす (新潮選書)

↑『第10章 空気から生まれたパンと爆薬 アンモニア』
スパイス、爆薬、医薬品 - 世界史を変えた17の化学物質

スパイス、爆薬、医薬品 - 世界史を変えた17の化学物質

  • 作者: ジェイ・バーレサン,ペニー・ルクーター,小林力
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2011/11/24
  • メディア: 単行本
  • 購入: 2人 クリック: 128回
  • この商品を含むブログ (13件) を見る
↑『五章 ニトロ化合物/国を破壊し山を動かす爆薬』
新化学読本―化ける、変わるを学ぶ

新化学読本―化ける、変わるを学ぶ

↑『第17章 合成された高貴の紫色-アニリン』
マクマリー有機化学(中)

マクマリー有機化学(中)

  • 作者: John McMurry,伊東二,児玉三明,荻野敏夫,深澤義正,通元夫
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2013/02/12
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
↑『20 カルボン酸とニトリル』,『21 カルボン酸誘導体と求核アシル置換反応』
マクマリー有機化学(下)

マクマリー有機化学(下)

  • 作者: John McMurry,伊東二,児玉三明,荻野敏夫,深澤義正,通元夫
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2013/02/27
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
↑『24 アミンと複素環』,『26 生体分子: アミノ酸,ペプチド,タンパク質』

このブログを書いている人

www.tnojima.net

もう一つのブログ

www.takahikonojima.net

医療工学科の化学講義(24)ベンゼン環を含む有機化合物

f:id:takahikonojima:20161113191105j:plain*1
さまざまな薬品が分子内にベンゼン環を含んでいます.

キーワード

m-配向性,o-,p-配向性,置換基効果,転位反応,ニトロ化,配向性

事前配布資料

前回の講義終了時に予習用の資料を配付しました.コレがテキストになってます.

講義内容要約

  • 医薬品,体内,日常生活用品のあちらこちらに組み込まれているベンゼン環
  • ベンゼン分子の構造
  • ベンゼン分子の置換反応
  • 一置換ベンゼンの配向性:先に入った官能基が2個目の入る場所を決める
  • フェノールおよび安息香酸エステルの配向性に関する有機電子論
  • 薬品の合成ルートを決めるときの考え方

関連トピック

人類は複雑な構造をもつ医薬品の合成に取り組んできました.その一例として,抗がん剤「タキソール」を紹介しました.

質問

  • 遺伝子改造などで特定の化学物質を含む植物を作り出すことはできないのでしょうか.

いまの技術では厳しい.

  • 自転車乗ってると顔が寒くてつらいです.どうしたらいいですか?

歩いて来ればおk

  • 恋の消炎鎮痛剤はあります?

新しい恋をすればおk

  • 先生は学祭で楽しかったことはなんですか?

ひ・み・つ

コメント

  • クロロベンゼンが出来るまでの過程を初めて知った.
  • o-,p-配向とm-配向の見分け方が分かってよかった.
  • 配向性など新たなことを知ることが出来たので良かった.
  • 配向性について知れた.
  • 樹皮から薬を作ることができるのか・・・
  • 有機化学はすごいと思った.
  • 有機無機は苦手です.
  • 有機は苦手意識が強いので頑張りたいです.
  • 色々な物質が出て来るので覚えるのが難しいです.
  • 反応にも名前があって覚えるのが大変です.
  • しっかりおぼえてがんばります
  • そろそろ勉強します
  • 頑張って覚える
  • 復習します
  • おもしろかったです
  • 少し分かった.
  • ねぼうしました
  • 1限はおきにくいですし,さむいのでふとんからもなかなかでれません
  • 今日は目覚めが良かったです.
  • 生活習慣を改めたい.本当に.
  • 最近トイレが近いのですが・・・
  • 学祭わーい
  • 学祭楽しみ
  • 学祭がんばりマッスル!!マッスル!!ハッスル!!ハッスル!!
  • 好きな子のπ電子雲のひろがりを動き回りたい.
  • ミラクルニキについて語って下さい.

この前テレビで「ロタキサン」という物質をとりあげていて,その構造がおもしろいと思いました.

f:id:takahikonojima:20171108173403p:plain

さがすと売ってるの見つかるかも.

出席者数推移

次回予告と自宅学習

窒素を含む有機化合物について学びます.配布物で予習して来ること.

www.tnojima.net

参考書籍

マクマリー有機化学(中)

マクマリー有機化学(中)

  • 作者: John McMurry,伊東二,児玉三明,荻野敏夫,深澤義正,通元夫
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2013/02/12
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
↑『15 ベンゼンと芳香族性』,『16 ベンゼンの化学:芳香族求電子置換』,『17 アルコールとフェノール』
有機電子論解説―有機化学の基礎

有機電子論解説―有機化学の基礎

↑『16章 ベンゼンの構造と芳香族性』,『17章 芳香族の反応(I).求電子置換反応』,『18章 芳香族の反応(II).いろいろの反応』
炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす (新潮選書)

炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす (新潮選書)

↑『第3章 大航海時代を生んだ香り 芳香族化合物』
新化学読本―化ける、変わるを学ぶ

新化学読本―化ける、変わるを学ぶ

↑『第9章 建築家の夢が扉をあけた芳香族-ベンゼン』,『第10章 柳の樹皮から生まれた解熱剤-アスピリン』
世界史を変えた薬 (講談社現代新書)

世界史を変えた薬 (講談社現代新書)

↑『第6章 消毒薬/ゼンメルワイスとリスターの物語』,『第10章 アスピリン/三つの世紀に君臨した医薬の王者』
スパイス、爆薬、医薬品 - 世界史を変えた17の化学物質

スパイス、爆薬、医薬品 - 世界史を変えた17の化学物質

  • 作者: ジェイ・バーレサン,ペニー・ルクーター,小林力
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2011/11/24
  • メディア: 単行本
  • 購入: 2人 クリック: 128回
  • この商品を含むブログ (13件) を見る
↑『七章 フェノール/医療現場の革命とプラスチックの時代』,『十章 医学の革命/アスピリン、サルファ剤、ペニシリン』

このブログを書いている人

www.tnojima.net

もう一つのブログ

www.takahikonojima.net

月刊野島高彦2017年10月号

f:id:takahikonojima:20171102114316j:plain

●先月

www.tnojima.net

●担当科目

医療工学科の化学 #メディケム が4回,看護学科の化学 #メディケム が4回,化学実験木曜コースが3回(獣医学部獣医学科),化学実験金曜コースが3回(獣医学部動物資源科学科)がありました.
35コマ相当,3,150分.(実験は1回4.5コマ換算)

10月26日(木)からは臨床工学専攻,診療放射線技術科学専攻,理学療法学専攻の化学実験が,10月27日(金)からは海洋生命化学a-cクラスの化学実験が始まりました.

●『誰も教えてくれなかった実験ノートの書き方』

この人生2冊目の単著『誰も教えてくれなかった実験ノートの書き方』が,教養図書館の新規蔵書一覧として紹介されたり,一般教育部ファカルティレポートで紹介されたり.


インターネット上でも好評です.ありがとうございます.初版第1刷は売り切れとなりご迷惑をおかけしておりましたが,第2刷が発行となりました.
誰も教えてくれなかった実験ノートの書き方 (研究を成功させるための秘訣)

誰も教えてくれなかった実験ノートの書き方 (研究を成功させるための秘訣)

●キャンナビ

10月1日(日)に,第1回進学相談会がありました.

10月3日,17日,31日に定例ミーティングがありました.3日は都合が付かず欠席しました.
f:id:takahikonojima:20171102114411j:plain
↑10月17日

f:id:takahikonojima:20171102114423j:plain
↑10月31日

10月31日は,ミーティング後にハロウィンお菓子パーティーがありました.
f:id:takahikonojima:20171102114434j:plain
f:id:takahikonojima:20171102114443j:plain

●北里つながろうプロジェクト

ただいま私のアカウント @TakahikoNojima では683アカウントが #北里つながろう 参加登録となっています.北里つながろうプロジェクトのアカウント @ku_tsunagaro のフォロワーは1872アカウントです.

いずれも先月より一桁名ずつ減少していますが,アカウント変更とかTwitter止めたとかの人々もコンスタントにいるし,この時期はこんなもんです(って先月も その前もその前も書いた)

10月31日(火)には年中行事になっている #北里つながろう プロジェクト主催「写真撮ってツイートされてOKなあなたにお菓子あげるよトリックオアトリート」をおこないました.

●その他のできごと

10月4日(水),2012年度に担任で受け持った海洋生命Dクラスの卒業生 グリーンT山(左)と,りょーま(右)が遊びにきました.
f:id:takahikonojima:20171102114545j:plain

いっしょにIPE棟フードコートでローストビーフ丼を食べました.IPE棟に行ったの初めて☆
f:id:takahikonojima:20171102114555j:plain

10月7日(土),相模湖に行って,子持ち鮎の塩焼きを食べてきました.
www.takahikonojima.net

10月12日(木),「プラスチックいろ・ある かるた」が届きました.

10月16日(月),winK♡@winK_kitasato1年生の学外ステージを見てきました.
www.tnojima.net

10月21日(土),「みやがせ花の日」の宮ヶ瀬湖に行ってきました.
f:id:takahikonojima:20171102114648j:plain

メランポジュームの花苗をいただいてきました.
f:id:takahikonojima:20171102114704j:plain

10月22日(日),衆議院議員選挙の投票に行ってきました.
f:id:takahikonojima:20171102114717j:plain

この日は大学時代の音楽サークルの同期会がありました.大学入学1987年から30年.
f:id:takahikonojima:20171102114733j:plain
体型が変わらなかったのは俺だけだぜ☆

●Twitterの広がり

  • フォロー3417(2017-10-01)→3420(2017-10-31),+3
  • フォロワー6540(2017-10-01)→6641(2017-09-30),+101

タイムラインがワケわかんない.

f:id:takahikonojima:20171102114752j:plain
入学年度ごとのフォロー数をグラフ化.いちどは相互フォローになったアカウントの数です.

現在は私がフォローされていないアカウントも含まれています(私はフォロー解除されてもフォローしたままにしています).

●その他の記事公開

www.takahikonojima.net

●2017年11月の予定

  • 最初の週末4日(土)と5日(日)に北里祭があります.2日間とも見に行きます.
  • 医療工学科の化学講義が5回,看護学科の化学講義が3回,化学実験木曜コースが4回,化学実験金曜コースが3回あります.
  • 14日(火)のキャンナビ定例ミーティングではプレゼン講座をやります.年中行事の一つ.
  • 17日(金)の夜,キャンナビBBQの予定です.
  • 18日(土)に みやがせ花の日 に行きます.
  • 学内会議が少なくとも4件,これとは別にキャンナビの定例ミーティングが2回あります.

●年誌

● このブログを書いている人

www.tnojima.net
www.tnojima.net

●もう一つのブログ

www.takahikonojima.net

看護学科の化学講義(23)酸素を含む有機化合物その2

f:id:takahikonojima:20161111180707j:plain*1
果物の香りの主成分はエステル類です.

キーワード

エステル化,けん化,生分解性ポリマー,せっけん,フィッシャーのエステル合成,プロドラッグ,油脂

事前配布資料

前回の講義終了時に予習用の資料を配付しました.コレがテキストになってます.

講義内容要約

  • カルボン酸とアルコールの脱水縮合でエステルが得られる
  • フィッシャーのエステル合成反応のしくみ
  • 酸無水物とアルコール(またはフェノール)から不可逆的にエステルを合成する
  • 油脂からセッケンをつくる
  • エステルのポリマーがポリエステルで,PETはその代表的な化合物
  • 生分解性ポリエステルの医療への応用
  • 酸素を含む有機化合物の水素結合
  • フルーツの香り

質問

  • タミフル自体は薬の作用がないときいて驚きました.よくタミフルで副作用がでるとききますがなぜですか.

「なぜ」はメカニズムのことなので私にはわかりません.厚生労働省が副作用について情報公開しています.

コメント

  • 難しかった.身近なものでの例えがわかりやすかった.
  • 生活や医療にまぜた話は頭に入りやすかった.
  • インフルエンザの時に飲むタミフルは肝臓の加水分解によって効果があると初めて知って驚いた.
  • 抜糸のいらない縫合糸が生分解性ポリマーからできていたのは知りませんでした.
  • 生分解性ポリマーはよく知らなかったけど とてもありがたいものなんだとわかってよかった.
  • 体内で生分解される糸があることで,抜糸の手術をやらなくてよくなるというのは患者さんの負担を減らすことができて,すごい技術だと思いました.手術は3回以上すると内臓などが-酸化してしまうときいたことがあるので,手術の回数をへらすことは大切なのかなと思いました.
  • 化学式が本当に苦手で,今回も,授業では何とか理解できても,自分で実際このように解こうとすると全く分からないのでもっと勉強して身に付けなければと思いました.そして人間の鼻の化学物質の構造を読み取るしくみのすごさを感じました.
  • 細かい分子の違いを察知して においの違いを感じているのはすごいと思った.後期けっこう大変そうなので頑張ります.
  • 予習してくると授業に余裕が生まれるのを実感しました・続けます.
  • 様々な反応がでてきてごちゃごちゃしてきたので,次回までにちゃんと整理してこようと思います.
  • 覚えなければたくさんあって大変だなと思いました.
  • がんばって覚えます.
  • 高校のときの勉強をもう一度やり直さないとと思った.
  • ノートにうつすのにせいいっぱいのため復習をちゃんと頑張る
  • ちゃんと復習します.
  • もうだめかもしれない

出席者数推移


次回予告

ベンゼン環を含む有機化合物について学びます.配布物で必ず予習し,理解できない点について講義で学ぶやり方をすること.

www.tnojima.net

参考書籍

マクマリー有機化学(中)

マクマリー有機化学(中)

  • 作者: John McMurry,伊東二,児玉三明,荻野敏夫,深澤義正,通元夫
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2013/02/12
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
↑『21 カルボン酸誘導体:求核アシル置換反応』
マクマリー有機化学(下)

マクマリー有機化学(下)

  • 作者: John McMurry,伊東二,児玉三明,荻野敏夫,深澤義正,通元夫
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2013/02/27
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
↑『27 生体分子:脂質』
有機電子論解説―有機化学の基礎

有機電子論解説―有機化学の基礎

↑『10章 カルボニル基の反応』

このブログを書いている人

www.tnojima.net

もう一つのブログ

www.takahikonojima.net

医療工学科の化学講義(23)酸素を含む有機化合物その2

f:id:takahikonojima:20161105223655j:plain*1
果物の香りの主成分はエステル類です.

キーワード

エステル化,けん化,生分解性ポリマー,せっけん,フィッシャーのエステル合成,プロドラッグ,油脂

事前配布資料

前回の講義終了時に予習用の資料を配付しました.コレがテキストになってます.

講義内容要約

  • カルボン酸とアルコールの脱水縮合でエステルが得られる
  • フィッシャーのエステル合成反応のしくみ
  • 酸無水物とアルコール(またはフェノール)から不可逆的にエステルを合成する
  • 油脂からセッケンをつくる
  • エステルのポリマーがポリエステルで,PETはその代表的な化合物
  • 生分解性ポリエステルの医療への応用
  • 酸素を含む有機化合物の水素結合
  • フルーツの香り

質問

  • 昔の人は油にどんな塩基を入れてせっけんを作っていたのでしょうか?

灰汁とか

  • メロンは酢酸イソブチル,だっただろうか.

酢酸イソブチルの匂いはメロンの匂いの中に混ざってます

  • バナナって今が旬ですか?

バナナは1年中旬

  • 出て来る化合物は全て覚えるんですか?

「これは覚えろ」って書いてあるのは覚える.

  • 最近,連チャンでプリキュアみのがしてて悔しいです.先生はプリキュアの中でだれが好きですか?

コメント

  • 大学っぽい授業だった.
  • 有機化合物は奥が深い
  • おもしろかったです.
  • 忘れてることが多かった.
  • すっかり忘れ去っていたので復習したい.
  • 頭痛よく起こるのでアセチルサリチル酸ありがたやっていうかんじ,です.
  • どんどん覚えることが増えていく
  • 難しかったのでしっかり復習したいです.
  • 復習します.
  • 復習しておきます.
  • ちゃんと理解します.
  • ごめん,愛してる
  • はやく終われてラッキーです.
  • もうすぐ北里祭ですね.
  • 寒くなってきましたね.そろそろ焼きいもを食べたいですね.やきいもが,食べたい.
  • この間,ピンヒール履いた女の人に足を踏まれて死ぬかと思いました.
  • 化学実験がんばります
  • 実験もがんばりたい.
  • がんばります
  • 寝むい.出席率やばいですね.
  • 人数少なくてびっくりでした
  • 眠いです.
  • 盛大に寝坊した.
  • 眠すぎて頭がまわりませんでした.
  • 雨だと人が少なーい!!
  • 天気微妙っすね.
  • 天気がクズすぎる.
  • 雨でした.バスおくれてました.
  • 好きな子と二量体をつくって融点と沸点を上げたい(愛の熱量)

二量体は同一分子なので,

f:id:takahikonojima:20171108170501p:plain

f:id:takahikonojima:20171108170522p:plain

出席者数推移

次回予告

ベンゼン環を含む有機化合物について学びます.配布物で必ず予習し,理解できない点について講義で学ぶやり方をすること.

参考書籍

マクマリー有機化学(中)

マクマリー有機化学(中)

  • 作者: John McMurry,伊東二,児玉三明,荻野敏夫,深澤義正,通元夫
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2013/02/12
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
↑『21 カルボン酸誘導体:求核アシル置換反応』
マクマリー有機化学(下)

マクマリー有機化学(下)

  • 作者: John McMurry,伊東二,児玉三明,荻野敏夫,深澤義正,通元夫
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2013/02/27
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
↑『27 生体分子:脂質』
有機電子論解説―有機化学の基礎

有機電子論解説―有機化学の基礎

↑『10章 カルボニル基の反応』

このブログを書いている人

www.tnojima.net

もう一つのブログ

www.takahikonojima.net

看護学科の化学講義(22)酸素を含む有機化合物その1

f:id:takahikonojima:20161029204658j:plain*1
マニキュアの溶剤に使われているアセトンは,人類史を変えた,酸素を含む有機化合物のひとつです.

キーワード

アルコール,アルデヒド,一価アルコール,エーテル,エノール形,カルボニル化合物,カルボニル基,カルボン酸,共鳴,ケト-エノール平衡,ケト形,ケトン,ザイツェフ則,三価アルコール,主生成物,第一級アルコール,第三級アルコール,第二級アルコール,多価アルコール,二価アルコール,発酵,副生成物,フェノール類

事前配布資料

前回の講義終了時に予習用の資料を配付しました.コレがテキストになってます.

講義内容要約

  • 酸素を含む有機化合物の構造パターン6種類のうち5種類の紹介:アルコールR-OH,エーテルR-O-R',アルデヒドR-CHO,ケトンR-(C=O)-R',カルボン酸R-COOH
  • アルコールの価数と級数
  • フェノール類は別に考える
  • アルコールの製造方法:メタノールはCOとH2から,酒用エタノールは発酵,工業用エタノールおよびその他のアルコールはアルケンに水付加
  • アルコールの反応:分子内脱水,酸化
  • ザイツェフ則
  • ビニルアルコールとアセトアルデヒドのケト-エノール平衡
  • カルボニル基の共鳴

関連トピック

麻酔が無かった時代の外科手術:ジエチルエーテル

世界初の全身麻酔手術の成功例とされているのは,1804年10月13日に日本人外科医 華岡青洲(はなおか せいしゅう)によっておこなわれた乳がん切除手術です.この日を記念して,我が国では10月13日が麻酔の日となっています.このとき麻酔には秘伝の薬が使われました.そのレシピは不明です.
アメリカでは1842年にクロウフォード・ロング医師がジエチルエーテルを麻酔薬に用いて腫瘍除去手術に成功しています.また,1846年に歯科医師ウィリアム・モートンが外科医とともに公開外科手術をおこなっています.そのため,モートンは「麻酔の父」とよばれています.

世界史を変えた有機化合物:アセトン

第一次世界大戦中,アセトンは貴重な軍需物資でした.爆薬を製造するためにはアセトンが大量に必要だったからです.しかし,当時の技術ではアセトンを大量に製造することができませんでした.この要請に応えたのがイギリスのユダヤ人化学者ヴァイツマンでした.彼はバクテリアを用いる発酵技術によってアセトンを安価に大量生産可能としました.その見返りに彼が大英帝国から受け取った報酬は,母国建設のための土地でした.この土地が現在のイスラエルとなり,彼はその初代大統領を務めました.アセトンは世界史を変えた有機化合物の一つです.

確認問題+自宅学習資料

質問

マニキュアは身体に悪いんですか?

爪が痛む.

f:id:takahikonojima:20171024165313p:plain

  1. プリントではビニロンは[ ]付けてない
  2. 説明したのは環状構造の形成部位だけで繰り返し構造ではない
  3. 規則正しく環状構造ができる保証がないので必ずしも右側のようになるとは限らないので,そうは書かなかった

コメント

  • 一番最初の麻酔のお話がおもしろかった.春休みゆっくりするためにも早めに取り組もうと思った.
  • 麻酔がなかった時代に押さえつけてのこぎりで足を切断したというあの絵は知っていましたが,医者や看護師が耳栓をしていたというのは初めて知りました.
  • ヨーロッパの昔の麻酔の話で,何かに集中している間に足を切ってしまうというのは本当に大丈夫だったのかなと思った.
  • 覚えることが多くて,今からたくさん勉強しないといけないと思った.化学は戦争の道具として使われたのが今の化学の発展につながっているなと思った.
  • アルコールの酸化や脱水に関しては高校時代にしつこいほどにやってきたので,久しぶりにやってなつかしく思いました.
  • 高校の時に生物の授業でやった乳酸発酵を思い出した.
  • 発酵と腐敗は同じことで人の主観的な判断で呼び方が変わるということを初めて知りました.麻酔が世界で初めて手術に使われたのは日本だということにおどろきました.麻酔があって眠っている間に手術がおわってる時代になってよかったです.
  • たくさんの化学式をかいて高校時代を思い出しました.
  • 高校の時にやったのに全く記憶がなくてかなり焦りました.復習します!!!
  • 有機化合物って色々な作り方があるんだなと思いました.
  • アセトンが世界史を変えたなんて知らなかったです.よく復習しようと思います.
  • 化学者が大統領になったという話がすごかった.
  • ここのところ化学が化学っぽくなってきた気がしました.
  • 法則とか なぜその反応が起こるかわかってよかった.
  • 化学構造式が中高の時から苦手で,見ているうちに何が何だか違いが分からなくなってしまうので,今を機にもっと復習して克服できるようになりたいです.そしてアセトンを入手するためいろんな方法を思いつく昔の人々のすごさを感じました.
  • 教室が暖かくて来てよかったと思いました.

出席者数推移

次回予告

「(23)酸素を含む有機化合物その2」を学びます.2回に分けて学ぶ2回目.配布物で予習してくること.

参考書籍

炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす (新潮選書)

炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす (新潮選書)

↑『第8章 人類最大の友となった物質 エタノール』
新化学読本―化ける、変わるを学ぶ

新化学読本―化ける、変わるを学ぶ

↑『第3章 生命の水-アルコール』,『第4章 イスラエルを建国した化合物-アセトン』,『第5章 手術の道をひらいた麻酔薬-エーテル』
マクマリー有機化学(中)

マクマリー有機化学(中)

  • 作者: John McMurry,伊東二,児玉三明,荻野敏夫,深澤義正,通元夫
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2013/02/12
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
↑『17 アルコールとフェノール』,『カルボニル化合物の予習』,『20 カルボン酸とニトリル』
有機電子論解説―有機化学の基礎

有機電子論解説―有機化学の基礎

↑『9章 脱離反応』,『10章 カルボニル基の反応』,『13章 脂肪族の転位反応』

このブログを書いている人

www.tnojima.net

もう一つのブログ

www.takahikonojima.net