国立科学博物館で7月から開催されていた「元素のふしぎ」展に行ってきました.
いっしょに行ったのは臨床工学専攻3年生と,海洋生命科学科2年生と,獣医学科1年生です.7月に行くつもりが,日程調整が難航して最終日になってしまいました.
まずお腹を満たす
「神保町でカレーライスを食べよう!」という声が前々から上がっていたので,集合場所を神保町駅にして,カレーを食べてからスタートにしました.予想よりもずっしりと重くなった胃袋で上野に向かいました.
「元素のふしぎ」展
本展では、118種類の元素すべてについて紹介し、放射性元素など実物展示が難しいもの以外は、それぞれの元素の純粋な単体や、その元素からできている製品などを展示します。
特別展「元素のふしぎ」|基本情報
大学で化学の講義を担当している私ですが,周期表に載っている元素のうち,実際に見たことのあるものは一部にすぎません.今回は天然に存在する元素の単体を実際に「見る」ことのできた貴重な機会でした.
展示パネルの問いかけも工夫されていました.「人体にもっとも多く含まれる元素は?」と尋ねられると,人体→生き物→有機化合物→炭素,となってしまいがちですが,答えは「酸素」.体重の6割から7割を占めるのは水H2Oで,水分子の数だけ酸素原子が含まれているからです.
医療に関係する元素をいくつか
ジルコニウム(原子番号40)
二酸化ジルコニウムは人工骨頭に用いられています.
テクネチウム(原子番号43)
99mTcの化合物は診療放射線診断のイメージングに用いられています.
バリウム(原子番号56)
硫酸バリウムとして胃のX線撮影をするときに造影剤として飲みます.
タンタル(原子番号73)
人工関節に用いられています.
夕方もお腹を満たす
アメ横近くのお好み焼き+もんじゃ焼きのお店に寄ってから解散としました.
おまけ
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