花火は夏の風物詩です.この季節になると毎週末,どこかで花火大会が開催されます.本日は調布市の花火大会が開催されました.
夜,たまたま近所に出かけたところ,坂道から調布市の打ち上げ花火をみることができました.
さて,カラフルな花火の色は,材料として用いられている金属の種類によって決まります.
- リチウム(Li)→赤
- ナトリウム(Na)→黄
- カリウム(K)→紫
- 銅(Cu)→青緑
- カルシウム(Ca)→オレンジ色
- ストロンチウム(Sr)→紅
- バリウム(Ba)→緑
金属元素が熱せられると,それぞれの元素固有の色を出す性質は,金属の分析反応にも用いられています(炎色反応).花火師は化学が体系化されるよりも前からの化学者だったわけです.
夏の夜空を彩る花火を見上げるとき,原子スケールの世界のこともイメージしてみてはいかがでしょうか.