3月はお別れのシーズンです.
担当科目は1年生対象のものばかりなので,講義室とか実習室とかで接点のあった学生に接する機会は,彼らが2年次に進級してからは減ります.
しかし,一度SNSでつながって広がって行ったユルいネットワークは,翌年度以降も,彼らの存在を身近なものに感じさせてくれます.
こうしたつながりは,彼らが卒業して行った後にフェードアウトして行くことはあるかもしれませんが,何かのタイミングで一斉に強制切断されるものではありません.
今月卒業する学生が来た
2012年度に担任を受け持った海洋生命2012年度D組のクラス委員 りょーま がやってきて,BBQやるときの消耗品の余りを譲ってくれました.
彼らのクラス担任を受け持っていた1年間,2回BBQをやり,彼らが進級してからもBBQに呼ばれ,何回焦げ臭くなる思いをしたことか.
2012年度の大学1年生生活を同時にスタートしたクラスメートの近況報告もしてくれました.
それから,4年間の思い出の中から6枚の写真を選んで作ったという卓上カレンダーをプレゼントしてくれました.
大学院修士課程を修了する学生が来た
今日の午後は,2010年度水曜1限の化学を履修していた(当時1年生)が「修士論文の発表がおわりましたぁーーーー」と知らせに来た.
— 野島 高彦【化学】 (@TakahikoNojima) 2016年3月11日
あれは3年前,もうすぐ4年生になるっていうこの人とは,「大学院ってどうなんですか?」から始まった,役に立ったんだか役に立たなかったんだかよくわかんないやりとりをしたのでした.
「研究ってのがどんなものなのかイメージできないんですよ.でも,院の内部推薦の〆切が迫っていてどうのこうの」
理系大学院あるある.
「研究って,やってみないとどんなもんだかわかんないよ.大学院生活って,送ってみないとどんなもんだかわかんないよ」
とか,
「世の中には『やらなければ良かった』っていう後悔と『やってみれば良かった』っていう後悔があるんだけど,『やってみれば良かった』っていう後悔の方が残念だって私は思うわけ.たぶん君も同じタイプだよね.だったら大学院に行くのも悪くはないよ」
とか
「世の中がどうなるのかって予測できないよね.だから,院に行ってる2年間の間に社会の経済状況が変わっちゃって,『学部卒で就職しておけばこんな目に遭わなかったのにー!』って後悔する可能性もあるよね.逆に,学部卒で就職したもののハッピーとは言えない状況になっちゃって,『あのとき大学院に進学していたら楽しかったんだろうなー』って後悔する可能性もあるよね.どっちになるのはわかんないよね?」
とか.
人生は予測できないのと,自分ではコントロールできない要素があちらこちらに登場するのと,確率に左右される物事をパスできないのとがあってアレ.
彼女の場合には「ぜんぶひっくるめて『これでよかった』んですよーはははー」だったのでOKっていうことにしておこう.3年間にわたってタイムラインに流れていた叫びのことは忘れよう.
幸せになれよ☆
企業説明会に卒業生が来た
医療機器を取り扱う仕事をしてる卒業生が企業説明会に来ていて,生体適合性ポリマーを使ったチューブとか,止血剤とかを見せて触らせて写真に撮らせてくれた.
— 野島 高彦【化学】 (@TakahikoNojima) 2016年3月11日
私が北里大学に来て最初の年(2009年度),初めてTwitterで相互フォロー関係になった学生が,卒業後に医療機器を取り扱う会社に勤めていて,学内で開催される企業説明会に来るというので会いました.
昨年暮れに開催された企業説明会にも来ていて,そのときに久しぶりに会って,サンプルとして持ってきていた合成樹脂製の医療器具をイロイロと見せてくれたのでした.
今回はその続き.
前もって「どんなのを持って行きましょうか?」って言われていたので,「生体適合性に関係する適当な何かをアレしてください」って頼んでおいたら,外科手術の後で縫合した後の体内に溜まる体液を吸引除去するときに使われるチューブとか,ソレに接続して使う風船(?)みたいな球形の道具とか,他にイロイロ周辺器具を持ってきてくれました.
どれもホントによく考えられた仕組みになっていて,こういう工夫の積み重ねが安全で衛生的で安心できる医療を実現しているっていうことを実感しました.
過去の有機化学者が生体適合性を導入した高分子材料を開発して来たことは理解していましたが,では具体的にどのような形状の製品になり,どのような場面で用いられるのかっていうのを,実物を目の前にして教わる機会っていうのは,そう滅多にあるものではありません.
講義で紹介しても構わないっていうことで2回にわたって写真も撮らせてくれたので,2016年度以降,「化学は優れた医療材料を開発し,未来のあなたはそれを使って人々の命を守る」の例として使うことにします.オンライン公開はダメだったいうので今回は写真ナシ.
私は実際に自分が見たり,触ったり,使ったりしたものを講義ネタに取り入れています.
またイロイロ持ってきて見せて欲しいんだけど,たぶん今回がラスト.人生,イロイロあるので.
お幸せに☆
キャンナビも世代交代
3月11日(金)にはキャンナビ @KitasatoNavi の幹部交代と追いコンがありました.
↑【訂正】4年制卒業の5人と6年制の4年目修了の2人を追い出し,さらに2年前に一度追い出した6年制卒業の2人を再度追い出し.ぜんぶで9人の相模大野で #キャンナビ の追いコン.4年制卒業の5人と6年制の4年目修了の1人を追い出し,さらに2年前に一度追い出した6年制卒業の2人を再度追い出し.ぜんぶで8人のうち4人が4月から北里大学病院に勤務予定. pic.twitter.com/HLcP2Y8SKR
— 野島 高彦【化学】 (@TakahikoNojima) 2016年3月11日
キャンナビの活動に関わって5年になります.
今回,2010年度6年制入学の2人が追い出されることによって,キャンナビ結成初年度だった2010年度のものごとを記憶している現役メンバーがいなくなります.この間,キャンナビ担当の入学センター職員も入れ替わっています.
私は2011年度からキャンナビに関わっていて,その年度に6年制に入学したメンバー1名と私とが2016年度は「古株」っていうことになります.
最初の頃はせいぜい2年くらいの関わりになるだろうって思っていたのですが,属人的な業務が発生してきたり,大事なものごとは継承し忘れたりする割にはどうでもいい類のものごとで私を巻き込む点はしっかり継承されてきたりして,なんだかんだで5年です.
そして卒業式へ続く
来週水曜日3月23日は卒業式が行われます.
この人生ではじめて担任を受け持った2012年度入学海洋生命D組とか,北里つながろうプロジェクト各種イベント実行チームを結成した主力メンバー @ku_tsunagaro とか,winK♡ @winK_kitasato を結成した2012年度金曜2限化学履修の人々とか,他にもいろいろな人々に会いに行きます.
「緑色の服を着ていないと死んじゃうんです!」な1年生がだらけまくってたのを生活指導したとき(3年ちょっと前)に書かせた誓約書を約束どおり卒業式で返却する.コレ書いた彼は とりあえず卒業までは たどり着いた. #mbd2012 pic.twitter.com/4jckD6m3GY
— 野島 高彦【化学】 (@TakahikoNojima) 2016年3月18日
<つづく>
www.tnojima.net