これまでキャンナビとか北里祭とかを始めとする北里大学関係のムービー作りを担当されていた映像情報課 たつのさん が突発的に転職しちゃいました.
民放TV局番組の映像スタッフを請け負っていたり,地元(伊勢原エリア)の町おこし関係の仕事を始めたりっていう調子でアレコレと多方面に仕事を展開してる人物だし,いつまでもいつまでも北里大学でカメラマンをやり続けてくれるとも思ってなかったのですが,「今から挨拶に行きまーす☆」っていうFacebookメッセンジャーが来たのが8月31日(月)の午後で,数分後に本人登場,「転職しまーす・明日の17時までは大学にいますよー」っていう展開はいくらなんでも
のじま:「きいてねぇよーーーー!」
たつの:「言ってねぇもーーーん!」
それは2011年夏のオープンキャンパス
たつのさんとの出会いは今から4年ちょっと前の2011年夏のオープンキャンパスでした.
この年の春から私はキャンナビに 引きずり込まれて 関係していて,オープンキャンパスでムービー撮影が行われるというので ちょっかいを出しに 撮影現場を見学させていただくことにしたのでした.撮影とか録音とかそういうの好きだし☆
「いいっすよいいっすよどうぞどうぞ☆」っていう調子で非常にフレンドリーな対応をしてくれた たつのさん とは2秒くらいで意気投合し,えぬ森(当時看護学部1年)にマイクを持たせてレポーターをやらせ学内あちらこちらでムービー収録を進めたのでした.
そのときのムービー↓
これ以降,キャンナビが関係するムービー収録ではほぼ毎回,撮影スタッフとして 呼び出され 参加させていただくこととなったのでした.
1年生の化学実験とか,北里つながろうプロジェクトとか,いろいろな形で私と顔見知りになってる学生も多く,ムービー収録のときにイロイロと融通を利かせてくれることもあり,協力してくれた研究室とか部活とかからはお礼の意味も込めて北里祭の模擬店で買い物してるんですが私には食べきれないのがアレなのと,ムービー収録で本格的撮影機材を向けられてガチガチに緊張してるレポーターの緊張感を 壊滅させる ほぐすのを手伝ったりもしてですね,
ムービー収録はストーリー性のある物事を創るときの良いモデルになってる
このムービー収録っていうのが面白く,何が面白いのかっていうと,まず,完成ムービーの構成順に収録されて行くわけではないというところです.
たとえばムービーのラストは「それではまたー・さようならー」って手を振って終わる構成になってることが多いのですが,ココから収録が始まることがあります.来場者がいない午前中にやるのがいつものパターン.
(2015年3月の収録・薬学2年 ななこ.学年は写真撮影時のもの.他の写真も.)
「撮れるところから撮る」っていうやり方.
映画とかTVとかに詳しい人にとっては当たり前のことなのかもしれませんが,「収録された順番に作品が仕上がるわけではない」というところに毎回毎回「どんな作品になるんだろー?」っていう楽しみがあったわけです.
私だけでなく,レポーター担当になったキャンナビのメンバーにとっても.
何度も何度も何度もムービー収録に参加させていただいた経験は,例えば講義スライドの構成とか演習の構成とかのヒントになってます.
キャンナビといっしょにつくったムービー
2012年になってからはキャンナビのメンバーがスタジオに行ってアフレコを行うようになりました.
(2012年2月,臨床工学2年 Yukiki,医学部2年 べっち,診療放射線3年 のち)
2013年の途中から,ナレーターは高校時代放送部だった診療放射線専攻の たかち が担当するようになり,たつのさんとのテンポの良い駆け引きが始まったり.
たかち がどんな人物なのか謎に包まれています(という設定になっています).
毎回ではないものの,ムービーの台本をキャンナビで書くようになりました.最初にトライしたのは生命創薬の せんちゃんで,2015年2月の「オープンキャンパス番外編CM」でした.
私もちょこっと出てます.
私が化学講義を終えた直後の講義室に せんちゃん が来て「明日1限に収録です・コレ台本です・じゃヨロシク☆」って言って去って行くというこちらの都合を考えない
2014年からは学生ホールをスタジオに見立てた構成のムービーが始まりました.
(2014年7月,視覚機能1年 にも,看護2年 ぬまっち)
この構成は2015年夏のオープンキャンパスで「北里放送室」企画につながりました.
悪のり
たつのさんも私も何かをやるときに「再放送」はイヤ,って考えるタイプです.
必ず何か前回やらなかったことを加えたいのです.
っていうわけで,ムービー制作に関しても毎回毎回 悪のり 新しいものごとにチャレンジしてきました.
2013年夏のオープンキャンパスではカメラを担いで看護学部棟屋上に登り,ロングショットで北里柴三郎像前のレポーターを撮影しました.「じゃ,今日はあそこに行きます」「え"!?」「看護棟の屋上」「!」
2014年の北里祭では屋外ステージの winK♡ の収録と編集作業に根性が入ってました.私が知る限り たつのさん が最も気合いと根性と時間を込めたのがコレでしたね.ナレーターの たかち が呆れてます.
winK♡だけの60秒間イメージ動画まで制作.画像処理フィルターを何層にもかけまくって編集作業コンピュータが熱暴走しかけたりする程度の熱心な
キャンナビ関係以外でも収録に同行したことがあって,2012年12月には 北里大学ダンス部 Exex のダンスを化学実験室で行う,なんていうこともありました.
イロイロ計画していたんだけど
たつのさんとはムービー制作関係でイロイロ計画してました.
ドローンを飛ばして北里祭とかオープンキャンパスとかで空撮をやろうとか,そのために必要な予算をゲットするにはどうしようかとか,キャンナビのラジオチームも映像収録とあわせてイロイロやってみようとか.
こういう属人的な仕事って,その人がいなくなっちゃうと進まなくなっちゃうから困ったものです*1.
たつのさん最後の作品とメッセージ
というわけで8月に行われた第2回オープンキャンパスの記録ムービーが,北里大学における たつのさん の最後の仕事となりました↓
たつのさん にはイロイロな人々がお世話になったわけですが,ソレはたつのさんからも同じことだとのことで,このムービーでは最後の一言がキャンナビへのメッセージにもなっています.
キャンナビだけでなく,北里祭実行委員の人々とか,winK♡とか,その他ムービー制作で出会った人々へは,ステキな思い出がいっぱいできて本当に嬉しかったし感謝してます,とのことでした.
で,北里大学に学ぶみなさまへのメッセージは↓
「あばよ! あっかんべー.つまらないオトナには,なるなよ☆」
「こういう大人がいてもいいじゃん」仲間として,たつのさんの今後のご活躍に期待します☆
リンク
このブログを書いている人
*1:これから先の北里大学ムービー制作がどうなって行くのか,今のところ不明です.キャンナビはキャンナビで勝手にやっちゃおうかっていう案も出ていて,もちろん入学センターに内容チェックしてもらってなんだけど,iPhoneのカメラで動画撮影はできるし,台本を書くメンバーもいるし,誰が面倒な動画編集作業をやるのかっていうことになったら入学センターのキャンナビ担当職員の才女M中さんがやるっていう説浮上で,でもどうなるか未定です.