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TwitterやfacebookメッセンジャーやLINEが標準的な通信インフラになってきた2016年も,業務上の標準的な連絡手段としては,20世紀の技術である電子メールが用いられています.
電子メールの山を高速処理するために私がやってるのが次の3点です.
- 数文字で済む連絡はタイトルにして送る
- 本文には何も書かない
- タイトルには「本文なし」を明記する
●なんでそんなことやってるのか?
電子メールは,受け取る→タイトルを見る→本文を開封する,のアクションを相手に求める連絡手段です.そのため,数文字で伝えられる内容なら,タイトルにして送ってしまうのが手っ取り早い方法です.
ただし,タイトルから情報が伝わっても,受け取り側は本文を開封してしまいます.その作業が無駄です.
受け取り側にその無駄をさせないためには,本文を開く必要が無いことを伝えなければなりません.
そのために,タイトルに「本文なし」を入れておくわけです*2.
●試験得点問い合わせ
↑コレは定期試験の得点問い合わせに対しての対応メール一覧の一部です.
私は試験得点を開示していて,大学が発行するアカウントからの電子メールによる問い合わせに対してだけ点数を知らせる,という方法をとっています.
得点問い合わせメールを受け取ると,Excelで管理してるエンマ帳の得点を確認して,その点数をテンプレートにコピペして,ソレをタイトルにコピペして返送しています.
返送したら返送時刻をエンマ帳に記載します.なお,時刻を入れるショートカットは「command + ;」です.
テンプレはMacintoshに標準インストールされてる「メモ」アプリに入れています.
コレの自動化を考えているのですが,ペンディング.
●その他の業務でも
テンプレには他の文例も入れてあります.
よく使うのが,「確認しました・本文なし・野島高彦→」です.
受け取ったメールのタイトルの前にコレをコピペして,本文を削除して返送します.
●注意点
送り手としては「コレで連絡おしまい」のつもりで本文なしメールを送るわけですが,受け取った側が丁寧にソレに返事を送って来ることがあります.そうすると
Re:確認しました・本文なし・野島高彦→○○○○の件
っていうメールが来ちゃって,一体コレは本文なしなのだろうか? っていうことになります.ソレに返信すると
Re^2:確認しました・本文なし・野島高彦→○○○○の件
みたいになっちゃって,一体コレは本文アリなのかナシなのかという
というわけで,「本文なし」は,返事が来ない確率大の場合に使うのに向いています.
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*1:http://sozai-good.com/archives/14187
*2:コレは私のオリジナルな発想ではなくて,End of messageを略してEOMっていうのをタイトル末尾に入れる,っていうのをやってる人々が欧米にいる,って聞いて思いついたものです.