医療工学科の化学講義(8)モルと化学反応式

f:id:takahikonojima:20150628153329j:plain

mol，アボガドロ数，アボガドロ定数，化学反応式，原子量，式量，生成物，反応物，標準状態，物質量，モル質量，モル体積，分子量

第5章「化学反応式とモル」，49ページから64ページ．

1 molの1円玉があったら何ができるでしょうか?
国家予算との比を計算してみました．
2015年度の日本国国家予算(一般会計)は101兆6806億円(1.02×10¹⁴円)です．

6.02×10²³円をこの金額で割ってみます．
(6.02×10²³)/(1.02×10¹⁴) = 5.90×10⁹
59億倍になります．6.02×10²³個の1円玉があれば，我が国の一般会計を59億年間維持することができるのです．

次に地球スケールで考えてみました．
地球上の海水の質量は1.35×10²⁴ gと見積もられています．コレを6.02×10²³ gで割ってみましょう．
(1.35×10²⁴ g)/(6.02×10²³ g) = 2.24
地球上の海水の4割強の重さになります．

今更ですが，やってみて，やはり単位にカッコをつけた方が計算しやすいと思います．物理の先生はカッコをつけているし，式中に未知数や記号で与えられたとき，混ざりませんか?

陽子は＋の電荷を持っているからその間に斥力が生じるはず．なぜ原子核はそのかたまりを維持していられるのか?

陽子どうしを結びつける力が働いているから．原子核物理学の範囲なので説明省略．

今回はすごくわかりました．なんでこんなにわかったのですか．

知らんがな．

(1)92→(2)94→(3)97→(4)93→(5)89→(6)77→(7)73→(8)78

「濃度の表し方」を学びます．教科書の66ページから78ページを読み，例題を解いておくこと．また，計算問題の予習プリントに取り組んで来ること．

Life + Chemistry