授業内容
[グループワーク+講評]高校から大学へ
実際に大学生活を送ってみて,どんなことに気がついたか,どんなことを感じているか,どんなことを考えているか,をグループワークで整理してみました.グループワークは15分間.その後に7班それから発表してもらい,それらに対して私からコメントと情報提供.
解説:有限な大学生活の時間を最大限に有意義なものにするために時間配分を見直す
持ち時間をどのようなことに使うべきなのか,どのようなことに使うべきではないのかを考え,時間配分の重要性を解説しました.
続いて,無理なく無駄なく目的を達成するためのスケジューリング方法について解説しました.カレンダーに〆切日を書くだけでは目的は達成されません.目的を達成するために必要な多段階の作業をどの日に行うのかを決めて記入しなければ〆切厳守は難しくなるのです.具体的な例として,参考書籍を2冊読んでレポートを書く場合のスケジューリングを紹介しました.
さらに,「自分の性能」を知る必要性について考えました.1時間で何ページの本を読めるか,1時間で何ページのレポートを書けるか,レポートを書く時に最も時間がかかっている段階は調査か,考察か,執筆か,作図か,といった,個人差のある「性能」を知っていなければ計画を立てることはできません.ストップウォッチや時計を使って自分の性能を計測しておく必要があります.
今回の演習内容の要約
次回までの課題
次回とその次のテーマは「授業ノートは役立つ記録」です.高校までと同様に黒板を使う方式,パワーポイントのスライドショー,配布プリントを解説する形式,言葉による伝達,などなど,様々な形式があり,とまどっている人も多いところです.そこで「ノートのとりかた」について感じていること,困っていること,工夫していること,などをA4用紙1枚にまとめてくることにします.次回は,その内容に基づいてグループワークをやります.
参考書
今回の授業では以下の書籍を参考にしました.どちらも成功している理系研究者が,「しごとのやりかた」を解説してくれている書籍です.
やるべきことが見えてくる研究者の仕事術―プロフェッショナル根性論
- 作者: 島岡要
- 出版社/メーカー: 羊土社
- 発売日: 2009/08/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 鎌田浩毅
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/05
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