私たちは毎日様々な食べ物を採りいれています.ある物は水に溶けると酸性に,ある物は塩基性を示します.しかし,私たちの体内を流れる血液や,様々な体液のpHは常に一定の範囲に保たれています.これはどのようなしくみになっているのでしょうか? 履修登録94名,出席75名,出席率80 %.学祭が近づき,出席率が下がってきました.
キーワード
緩衝系,緩衝作用,緩衝溶液
講義内容要約
- 体内のpHは緩衝系によって一定範囲に保たれている.
- 体内の主な緩衝系としては,炭酸水素系とリン酸系とがある.
- 体内の緩衝系は呼吸や排尿とも連携した平衡移動を利用して体内のpHを一定範囲に保っている.
- pHを一定範囲に保って行う実験には緩衝溶液が用いられる.
- 緩衝溶液は弱酸と弱酸の強塩基塩,あるいは弱塩基と弱塩基の強酸塩が用いられる.
- 緩衝溶液を希釈しても,緩衝溶液に酸や塩基が加えられても,pH変化が抑えられる作用のことを緩衝作用と呼ぶ.
- pKaがわかっている弱酸の濃度と,そこに加える塩の濃度がわかれば,緩衝溶液のpHを求めることができる.弱塩基と塩の場合も同様.
- 酸や塩基が加えられた際の緩衝溶液のpH変化は,適切な近似計算により求めることができる.
教科書の範囲
第14章「酸と塩基とpH」.
今回の講義内容に関連した配布物
緩衝溶液の解説を配付しました.教科書には書かれていない内容です.後期試験範囲に含まれます.緩衝溶液に関する問題は,過去3年間にわたって後期試験で出題しています.
関連トピック
●大量の塩基が流れ出た街はとてもおぞましいなと思います.●ハンガリーの写真に驚きました・・・
計算問題
●ざせつ●ざせつ●理解したいっ!●ざせつ●ざせつしました●電卓なくてできません.あってもたぶんできません●わかりません●久々にざせつしなかった!●ざせつ●ざせつ●ざせつ●むりっす●ざせつ●ざせつ●ざせつ●あってるのかわからないのでざせつします●ギブアップです.●挫折●ざせつ●ざせつ●ざせつ(*_*)●言うまでもないけどざせつ!!●ざせつ●うわあああああん期末テスト・・・●ざせつ●挫折.●ざせつしてます●挫折●ざせつ●ざせつ●ざせつ●ざせつ!●ざせつ●ざせつ!!●ざsrとぅー●ざせつ●ざせつ●ざせつ●ざせつ
次回予告
指定教科書「はじめて学ぶ化学」を使うのは今回までです.次回からはプリントを配付します.次回は「(20)原子の軌道と分子の形」を学びます.
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