2011年度最後の1か月でした.実験研究を進めつつ,学会発表の準備をしつつ,キャンナビの活動に参加しつつ,2012年度の計画をアレコレと立てていました.
研究
3月28日(水),日本化学会の年会で研究成果を発表しました.20分間の口頭発表.発表内容を充実させるために今月上旬にとったデータも加えました.発表を聞きに来てくれたTwitterフォロワーもいました.Thanks!
教育
3月15日(木),授業評価結果が公表されました.医療工学科2011年度の最終回(昨年12月)に回答してもらったアンケート結果です.
履修者からの総合評価は昨年度よりも高まりました.講義の進め方,扱う内容,難易度,配布資料については最適化完了とします.
化学入門書の出版
大学基礎化学教育についての研究成果として,化学を専攻しない大学1年生向けの化学入門書を出版することになりました.その発売予定日が4月18日(日)に決定しました.単著で書籍を出版する初めての経験となりました.出版に至るまでの経緯とか,どこに特徴があるのかとか,そういうことについては別の機会に紹介します.
1年生のときに私の担当する化学を履修した学生の多くが,進級後の現在もSNSで私とつながり続けていて,専門科目の理解に化学がどのようにつながっているのか,とか,実習で体験したものごとが化学とどのように関係しているのか,といった貴重な情報を教えてくれています.そうした情報もとりいれつつ,改善を重ねてきた化学講義の内容も,この書籍には反映されています.お楽しみに!
キャンナビ
春の大学説明会
3月10日(土)に行われた「2012春の大学説明会」でのキャンナビの活動を準備段階から支援しました.悪天候にもかかわらず740名の方に北里大学を訪れていただきました.
大学PRムービーにちょこっと出演
映像情報課の専属カメラマン(民放テレビ局の仕事をしていた人)と意気投合してしまい,大学紹介ムービーづくりに巻き込まれるようになりました.撮影や音声追加収録のときには声がかかるようになり,ムービー中にもちょこっと出演するようになりました.
新歓の準備
大学公認クラブ活動と同様の新人勧誘活動を計画しています.新入生向けクラブ活動紹介冊子に掲載する宣伝や,ガイダンス当日に配布するビラ,それから,学内に掲示するポスターなどの制作が進んでおり,ところどころで私も手伝いました.
その他
FD研修会
3月16日(金),講師に経営コンサルタントの杉山伸朗氏*1を迎えて「チーム活動におけるリーダーシップ」をテーマとする研修会が行われました.
仕事を担当するときには,その仕事に責任をもって取り組むことが必要です,その際に必要な資質のひとつがリーダーシップです.というようなことから今回のテーマが決まった模様です.講演後,個人的にお話を伺うことができました.
教科会議
3月16日(金),一般教育化学担当教員全員で夕方から食事をしました.これまで医学部の有機化学実験を担当されていた医学部のO先生がこの春で定年退職されるため,送別会も兼ねていました*2.O先生はたいへんエネルギッシュな方で,O先生の演習科目は学生から人気のある科目でした.これまでO先生が担当されていた医学部の有機化学実験は,今年から私が引き継ぎます.責任重大です*3.
Web更新
3月19日(月)に私のウェブサイトをリニューアルしました.私が利用している各種SNSにジャンプしやすくなっています*4.
その他の年度末業務
3月にはイロイロと新年度に向けての会議が開催されます.オンラインでやれば片付くような簡単なものもあるのですが,大学がそういう流れに乗るのはまだまだまだまだ先でしょう.学習サポートセンターの運営委員会があり,自然科学教育センターの会議があり,防災委員会があり,2012年度クラス主任対象の説明会があり,という調子でした.
情報公開
ブログ記事(この記事を含めて)→ 8本
これまでのレビュー
追記(2012-14-15)
2011年4月から2012年3月までのブログ投稿数は149件でした.
2010年4月から2011年3月までのブログ投稿数は191件でした.
2009年4月から2010年3月までのブログ投稿数は220件でした.
*1:中央大学理工学部のご卒業で,私の数年先輩にあたります.学科は違います.
*2:参考のため,昨年春には実験説明の様子をムービーに撮影させていただきました.コピーを取ってお渡ししてあります.
*3:どの学部の実験もなんですが.
*4:ウェブサイトを開設したのは1996年で,それから10年以上はウェブサイトを情報公開の中心に位置づけていました.2009年に はてなダイアリー(ブログ)で講義録「大学1年生の化学」を公開するようになってからは,ブログに軸が移り,ブログへの入り口として各種SNSを位置づけてきました.2012年現在,軸の重心はSNSに移っており,ウェブサイトは私がオンラインで利用している各種サービス,つまりブログとSNS,へのハブという位置付けになっています.このことを反映して今回,ウェブサイトを更新しました.