いまの私にとってTwitterは必要不可欠なインフラです.発表から数時間というホットな内容を午前中の化学講義で紹介するとか,教育プログラムを学外からの声もとりいれて改善するといった,一昔前には不可能だった活動が可能になっているのは,Twitterというインフラがあるからです.
Twitterでつながる世界
このTwitterで知り合いになった東京理科大学の @ykonchan 先生もハワイで研究成果を発表されるとのことでしたので,講演を聴かせていただきました.
#pcfcm10 Twitterで知り合いになった @ykonchan 先生の講演を聴きに来ましたよ。
発表内容は,金属を使わずに有機化合物だけで金色に輝く物質を合成する,というものでした.分子をうまくデザインすることによって,肉眼で見るかぎり金属の金と区別できないような輝きをもつ物質を合成することに成功した,というものでした.
#pcfcm10 @ykonchan 先生の講演が終わりました。有機化合物だけで金色に輝く物質を創るという面白い発表でした。肉眼では金と区別できない輝き。分子設計の勝利ですね!
はじめてお会いしたのに,もう何年も前からの知り合いのような感じがして,しかも日頃から会っているような感じがして,Twitterというものがコミュニケーションを変えていることを実感しました.講演前に挨拶に伺ったところ,たいへんフレンドリーな印象を受けました.ゆっくりと自信に満ちた分かりやすい講演だったため,専門の異なる私にも何が課題でどのように解決しているのかが伝わってきました.今後の発展に期待いたします.
- @ykonchan 先生の公式サイト→ Kondo Laboratory
Twitterで喜びの共有
そういえば成田で飛行機を待っていたとき,Twitterでフォローしているある大学院生から,学生対象のポスター賞受賞報告が飛び込んできました.さっそくお祝いポスト.お互いに面識の無い関係ですが,こういう喜びを共有できるのもTwitterのおかげです.
ハッシュタグ #pcfcm10
Pacifichem2010のハッシュタグがなかったので #pcfcm10 を登録してみました.
日本から以外の参加者のなかにもこのタグを使ってくれた人がいたのですが(Nature Chemistryの記者とか),タイムラインが流れて行くようなポスト状況にはなりませんでした.5年後のPacifichemのときにはどうなっているでしょうか.別のインフラが広がっているかもしれませんね.Pacifichem2005のときにはTwitterは存在しなかったわけですから.
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つづく
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