受講者数82名(出席カード数).先週より増えていますが,大教室に変更してもらったので立ち見は出ませんでした.しかし新たな問題が→マイク.これを手に持ちながら黒板を書きながらメモを見ながら,というのはなかなか難しいものです.出席票にも要望が書かれていました.
マイクを胸に付けるタイプにして,後ろまで聞こえる様にしてほしい.
対策をたてます.
講義内容復習
- 化学反応と化学反応式
- 原子や分子はどうなっているのだろう?と考えることがポイントです.p123.
- 物質の3つの状態
- 気体,液体,固体の変換過程で分子それぞれの構造は変わらないことが重要です.p10,p149.
- 化学的反応と物理的反応
- 分子が変わるか変わらないか,そこが判断の決め手です.p10.
- 科学的方法とは
- 広く受け入れられている判断基準として「反証の可能性」をとりあげました.物事の判断に困ったら,何が反証になるのかを考えましょう.p12.
- 正確さと精密さ
- 似ていても違うこの両者.もう区別できますね? p13.
- 有効数字
- 測定する,という行為が示す数値の意味を意識しましょう.p14,p340.
- SI単位系
- 長さ,質量,温度,時間,物質量,電流,光度の基本単位は? p16.
板書訂正
SI単位の説明で「1 K=-273.15℃」と書いてしまいましたが,「0 K=-273.15℃」の誤りです.次回講義の際に説明します.
出席カードの自由記入欄から
全受講者82名のうち,コメントを書いてくれたのは6名.なかなか書きづらいものなんでしょうか.
重要なところは色をつけてほしいです.
次回から2色表示にしてみます.
有効数字の説明が初めて理解できた.とてもわかりやすかった.
有効数字について十分な時間を割くことができず残念です.今回は面積を求める場合を例に1例だけとりあげましたが,足し算の場合にどうするのか,とか,ミカン1個の有効数字はどうなるのか,というような問題も生じてきます.このあたり,教科書のp340からくわしく書かれていますので,目を通しておいて欲しいと思います.
裏話なども交えた授業にしてほしい.
OK.各回の講義に関係するトピックを紹介して行きましょう.
「スムート」のように科学の雑学がおもしろかった.
「スムート」
「スムート」は今回の講義の最後に単位の話をしつつ紹介したトピックです.くわしくは→MIT独自の単位「スムート」生誕50周年
次回予告
5月13日.教科書第2章(p36)「エネルギー」に進みます.
リンク
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