Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・一般教育部・野島 高彦)

いろいろなつながりかたを選択できる状態がたくさんの人々をハッピーにするっていう考え

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最近考えている問題がコレ.

コレをどうするかっていう問題です.

「入学前にSNSでたくさんの人が繋がっているせいで,その繋がりに乗り遅れた人がどれだけ入学後に辛い思いをしているのか」っていう問題.

ココでSNSっていうところにはTwitterやLINE*1が来るわけですが,数年前はmixiが来ていました.

mixiの頃

むかしむかし北里大学では各学年の各学部学科専攻ごとにmixiコミュニティがありました.

コミュニティに参加するためには,

(1) mixiアカウントを持っていること
(2) 知り合いからコミュニティに「招待」してもらうこと

の2条件が必要でした.

この2条件が揃わないと,中の様子を見に行くことさえできないしくみなわけです.

この2条件には

(3) コミュニティに招待してもらえるレベルの人間関係がすでに築いてあること

が求められるので,ここがダメだと先に進めないわけです.

Twitterで逆転を試みる

Twitterが普及してこの流れを逆転できるようになりました.

(1) 適当にフォローしてみる
(2) 適当なつながりができる
(3) 実生活での人間関係が築かれ始める

2012年度後半から 北里つながろうプロジェクト をスタートさせた理由の一つはコレの推進でした.

コレは現在まで うまく行っています.


そこにLINEが普及して

しかし,北里つながろうプロジェクトで知り合いになった人々がLINEグループをつくって,そっちへの流れも加速しています.

LINEグループも誰かに招待してもらえないと参加できないしくみになっているので,オンライン上のつながりがmixi時代に逆戻りしている面もあります.

流れに取り残されちゃう人々が出て来るわけです.

で,どうするか?

「いろいろなつながりかたを選択できる状態がたくさんの人々をハッピーにする」というあたりが私の答えになります.

そのための一つの手段が北里つながろうプロジェクトの拡張っていうわけです.

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っていうわけで,北里つながろうプロジェクトでは365日,参加者を募集しています.

それから,私は反LINE派じゃなくて,LINEも連絡インフラとして毎日利用しています.

でも朝になったら未読512件なんていう状態はイヤなので,積極的には使ってないし既読スルー系の以下略

SNS応用の参考事例

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*1:LINEがSNSなのかっていう問題は置いといて