Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・一般教育部・野島 高彦)

移動先訪問:荷物引っ越しとか担当科目とか

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4月からこの校舎で働きます.

大学を移るに当たって書籍や器具を移す必要があります.
そこで4月からの勤務場所となる研究室を見に行きました.
教員採用面接に次いで2度目の訪問になります.
年度末の多忙な時期,化学教育担当の先生方全員が時間を割いてくださいました.
お礼申し上げます.
4月から毎日を過ごす研究室では,微生物の培養,レーザー,有機化合物の合成,といった様々な化学研究テーマが同時に進行していました.
2部屋の研究室に器具や機材がびっしりと配置されており,私の持ち込む機材を収めるためには機材の再レイアウトをお願いしなければなりません.
来年の夏に建物が建て変わるとのことですので,本格的なセッティングはその際にやることにして,それまでの間,あちらこちらに分散させて荷物を押し込むことになりそうです.

担当教育科目

1年生対象の化学講義の他に,同じく1年生を対象とする化学実験と,高校レベルの化学授業も分担担当することとなり,そのためのテキストをいただいてきました.
化学実験では無機イオン分析,中和滴定,有機合成の3分野から合計6課題が設けられています.
私自身,大学に入学した年に同じような課題の実験を体験しているのですが,20年以上前のことなので,今年度は4月上旬に自分自身でひととおりやってみる必要がありそうです.
高校レベルの化学授業は半期の選択科目です.
この科目を履修しながら大学1年生の化学を学んで行くというのは,高校化学未履修の学生にとってはハードかもしれません.
自然科学には積み重ねて学ばなければならない部分が多いので,場合によっては大学入学後の1年生にとっては,学習面での最初の難関になるかもしれません.

学内知人訪問

実は同じキャンパスの理学部に,学会でお世話になっている准教授の先生がいらっしゃいます.
今回同じ大学で働くことになったので,夕方,研究室を訪問しました.
ご自身が所属される研究室を簡単に紹介していただいた後に,建物を丸ごと案内していただきました.
特に分析機器について,どの装置はどこの誰に頼むと貸してもらえるかもしれない,というようなアドバイスは今後,役に立ちそうです.
どうもありがとうございました.
大学を移るのはこれが最初ではありませんが,スタートアップ時には多少の不安があるものです.
毎回それなりに順調に行っているので,今回もそうなることと考えて準備を進めて行きます.