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Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・野島 高彦)

2014年度は非公認団体やインカレにとって新勧が例年より有利になってるんじゃないかと思うんだ

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なんか今年の新勧は盛り上がってないなーっていう声

4月1日(火)から新入生オリエンテーションが始まっていて,明日4月7日(月)からは2014年度の授業開始となるわけですが,なんか「新入生歓迎☆」っていう雰囲気が感じられないなーなんていう声を,新入生からも上級生からも聞きます.

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チラシも配られていなければ,(例年,講義室を借りて部活ごとに行ってる)活動説明会も開催されてないからです.駐輪場脇の立看板とか,校舎内の掲示板に貼られたポスター紹介くらいしか新勧っぽさが感じられないのです.

なんで今年はこうなっているのかっていうと,北里大学のキマリで,「新入生オリエンテーション期間中に行われる『大学公認団体の活動紹介』」が終わるまでは,ビラを配ってもいけないし,勧誘活動を行ってもいけない」ってなってるからです.これが4月12日(土)に行われるので,こんどの土曜日までは新勧っぽさの感じられない日々が続きます.

「大学公認団体の活動紹介」は,施設使用の都合から,土曜日に行われてきました.一方,北里大学では入学式を曜日に関係なく「4月5日」としてきたので,今年は第1土曜日に入学式,「大学公認団体の活動紹介」を,第2土曜日の4月12日にやることになりました.

この特殊な状況が,「公認団体」と「公認団体じゃない団体」との間の新人獲得レースに影響する見込みです.

「公認団体」と「公認団体じゃない団体」って何が違うの?

どこの大学でもそうなんですが,学生が集まってつくった団体は,「公認団体」と「公認団体じゃない団体」とのどちらかになります.「公認団体」だと,大学から活動予算が出たり,部室が与えられたり,事故ったときの保険適用があったりするわけですが,「公認団体じゃない団体」ってのは大学にしてみれば「そんなの学生が勝手にやってる活動なんだから,大学は知らん.」っていう扱いになります*1

どっちがいいのかっていうのは価値観の問題で,「公認団体」になると会計をしっかりやらなければならないとか,何かあったときに大学からペナルティを喰らうとか,それなりにシバリが出て来るわけです.「公認団体じゃない団体」の場合には,ルーズでラフな運営をしていても大学に怒られることもないし,何かマズいことをしていても,団体として大学からお取りつぶしに遭うとか,活動停止命令を喰らうっていうこともありません.だって,そもそも大学が「そんなの知らん」って言ってるわけですからね*2

「インカレ」って呼ばれてる,複数の大学からメンバーが集まってる団体も,「公認団体」にはなれません.だってヨソの大学の学生に対してサポートしたり指導したり責任をとったりできないでしょ?

キャンパス内での新入生勧誘活動は「公認団体」じゃないとキツい

で,新勧のハナシに戻るんですが,キャンパス内でのビラ配りが許されているのは「公認団体」だけです.掲示板に新勧ポスターを貼っていいのも「公認団体」だけ.立て看板も「公認団体」だけ.ビラは配布前に大学のチェックを受けてから,許可された枚数だけが配布を許されます.配布解禁のタイミングも(主に紳士協定みたいなかんじで)決められています.

こういう制約のなか,「公認団体じゃない団体」は,主に口コミで毎年メンバーを確保してきました.あとはホームページをつくって,検索してきて連絡をくれる人が来るのを待つとか.かけもち所属する学生も多いので,「公認団体」の上級生が,同じ団体内の新入生をひっぱってくる,とか.

こんな調子なので,「公認団体じゃない団体」にとっては,新人獲得競争で「公認団体」より不利な立場にあるわけです.

去年まではね.

今年は「公認団体じゃない団体」にとって逆転のチャンスかも

今年に入ってから,「公認団体」も「公認団体じゃない団体」も,SNSで活動紹介したり,新勧情報を流したりするようになりました.SNSでは「公認団体」も「公認団体じゃない団体」も,等しく情報公開できるし,新勧だってできるわけです.そうなってくると,オンライン上の各種サービスを上手に使う団体が,新人獲得レースで有利な位置に立てるわけです.

その一方で,従来のやりかたを継承してるだけの団体では,仮に「公認団体」であったとしても,「今年は新入生オリエンテーションが12日(土)だから,それまではヒマだなー」なんて考えているかもしれません.出遅れたりして.

これまで有利な位置を与えられていた層が油断をしているうちに,状況の変化を見逃して,後から来た層や,これまで相手にしていなかった層に抜かれる,ってのは自然界でも人間社会でも珍しくない現象です.

先月から今月にかけて,「公認団体」も「公認団体じゃない団体」も,Twitterアカウントで続々と私のアカウントをフォローしてきたので,危機感をもってる「公認団体」とか,このチャンスで逆転を狙う「公認団体じゃない団体」とかがオンライン上の活動に労力を注ぎ始めたのかなー,なんて思ってます.

2014年4月は,中旬まで「公認団体」も「公認団体じゃない団体」も,ほぼ等しく新勧レースで競争できる特殊な状況にあるんです.

12日(土)って,授業が始まって一週間過ぎちゃっている時期.もう,その頃には「どこに入ろうか決まってるしー」っていう新入生が多いんじゃないかな.

2015年度以降,どうなるんだろう

新人獲得レースの勝敗にオンラインメディア上での前年度後半からの展開が影響して来るようになると,従来のやり方を固守したい人々(十代〜二十代の学生であっても)の中には,こうした流れを規制しようとか,紳士協定を結ぼうとかいった考えが出るかもしれません.

しかし,「規制」も「紳士協定」も,「公認団体」にしか当てはまらないシバリなので,コレを選んだ瞬間に,「公認団体」が地盤沈下して,制約の無いメディアやインフラを上手に使える「公認団体じゃない団体」に新人を持って行かれる,なんていう事態になっちゃうかもしれません.

ものごとを考えるときには,シバリを導入するんじゃなくて,日々変わって行く世の中の流れを理解したうえで,みんなでハッピーになる方法を考えようぜ☆

だって,北里大学は「事を処してパイオニアたれ」を建学の精神の一つに挙げている大学なんだからさ.

このブログを書いている人

このブログを書いてる人→ 私はこういう人

キャンナビと 北里つながろうプロジェクトも新勧体制☆

*1:厳密な取り扱いについては大学にお尋ねください.

*2:もちろん問題を起こした学生はしょっぴかれるわけですが,団体としてどうのこうのっていうことにはなりません.だって,そんな団体の存在を大学が関知してないわけですから.