Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・野島 高彦)

『科学の知識と英語を身につける』っていう本に化学の説明イラストを提供したよ!

2016年2月25日発行,臼井俊雄著『科学の知識と英語を身につける』(ベレ出版)に,気体の法則を説明するイラストを提供しました.

科学の知識と英語を身につける MP3 CD-ROM付き

科学の知識と英語を身につける MP3 CD-ROM付き

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掲載されているのは49ページから50ページにかけてで,「図1. ボイルの法則」,「図2 シャルルの法則」,「図3 ドルトンの分圧の法則」の3枚です.

「提供」っていうのはちょっと正確ではありません.2011年度の化学講義の説明用に作ったプリントの中に,これらのイラストが入っており,それを元に出版社が作成,というのが正しい説明になります.
http://takahiko.life.coocan.jp/univ/2011/110629_gas.pdf

2011 年度は,現在の教科書『はじめて学ぶ化学』が発行されていなかったため,講義内容を説明するプリントを時々配布していました.配布物は全てオンライン公開しているので,それが出版社 and/or 著者の検索にヒットした模様です.

どんな書籍なのか

「科学の知識と英語を一緒に学ぶための本」です.

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たとえば↑この右側は,私のイラストが使われている5章「理想気体の法則 The Ideal Gas Law」の1ページ目です.

まず,標準的な英文で「「理想気体の法則」が説明されています.ここに日本語訳が続きます.

そして,英文中に出て来た英単語とそれらの意味,用法のチェックリストが続きます.
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この本には音声CDが付いていますが,その内容は出版社サイトからダウンロードできます(mp3).

扱っている内容はどのようなものなのか

前書きによれば,科学英語に興味をもつ一般の人々,理系大学生,理系大学院生,エンジニア,というあたりが読者として想定されています.

Chapter 1とChapter 2に分かれた,全32章から構成されています.

●Chapter 1 科学の法則と方程式

  1. ニュートンの万有引力の法則
  2. ケプラーの惑星運動の法則
  3. フックの法則
  4. スネルの法則
  5. 理想気体の法則
  6. オームの法則
  7. ジュールの第1法則
  8. クーロンの法則
  9. ファラデーの電磁誘導の法則
  10. フレミング左手の法則
  11. エネルギー保存の法則
  12. シュテファン-ボルツマンの法則
  13. プランクの法則
  14. 水素原子のスペクトル

●Chapter 2 科学の基礎とトピックス

  1. 原子核
  2. 光電効果
  3. ボーアの原子理論
  4. ド・ブロイ波
  5. コンプトン散乱
  6. 光合成
  7. DNAの2重らせん構造
  8. 太陽
  9. 地球1
  10. 地球2
  11. 地球3
  12. 地震
  13. ドップラー効果
  14. 重力レンズ
  15. 超伝導
  16. 超格子
  17. 走査型トンネル顕微鏡
  18. 光ファイバ

Chapter 1は理工系大学の1年生レベルの内容ですが,ソレを英語で説明しろといわれると適切な言葉が出て来ないものです.恐らく日本語でも.「なるほど,こういう説明のしかたがあるのか!」という発見が見つかります.

私の場合には後半の「太陽」とか「地球」といった項目に新しい発見がありました.毎日にように太陽を観ながら地球の上で暮らしているのに,そして,それらが何なのかは理解しているのに,「太陽」とか「地球」を説明する簡潔な英語も日本語もすぐには思い浮かばないのです.

というわけで,身のまわりの基本的な自然科学について日本語と英語で説明する練習や復習に適した一冊です.

科学の知識と英語を身につける MP3 CD-ROM付き

科学の知識と英語を身につける MP3 CD-ROM付き


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