Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・野島 高彦)

看護学科の化学講義(22)アルケンとアルキン

f:id:takahikonojima:20151023160851j:plain

キーワード

共役二重結合,シス-トランス異性体,シス付加,重合体,脱離反応,導電性ポリマー,トランス付加,ビニル化合物,付加重合,付加反応,ポリマー(重合体),マルコフニコフ則,モノマー(単量体)

今回でてきた有機化合物で,構造と名前を覚えておかなければならないもの

アクリル酸,アクリロニトリル,アセチレン,塩化ビニリデン,塩化ビニル,酢酸ビニル,スチレン,テトラフルオロエチレン,ビニロン,フマル酸,ポリアクリル酸,ポリアクリロニトリル(PAN),ポリアセチレン,ポリ塩化ビニリデン(PVDC),ポリ塩化ビニル(PVC),ポリ酢酸ビニル(PVAc),ポリスチレン(PS),ポリテトラフルオロエチレン(PTFE),ポリビニルアルコール(PVA),ポリプロピレン(PP),ポリメタクリル酸メチル(PMMA),マレイン酸,メタクリル酸メチル

事前配布資料

前回の講義終了時に予習用の資料を配付しました.コレがテキストになってます.

講義内容要約

  • アルカン,アルケン,アルキンの比較
  • π電子が正電荷をもつ粒子と作用して付加反応を引き起こす
  • アルケンへのトランス付加とシス付加
  • マルコフニコフ則
  • 脱離反応
  • 重合反応
  • 付加重合で役に立つ高分子化合物を合成する
  • 共役二重結合ではπ電子が自由に動きまわる
  • 共役二重結合が延びた状態になっているポリアセチレンは人類初の電気を通すポリマー

関連トピック

自然界を彩る共役二重結合

銀杏の葉にはルテイン,ニンジンにはカロテイン,トマトにはリコペンが含まれており,いずれも共役二重結合をもつ化合物です.共役二重結合の長さと,周辺構造の違いによって色が変わります.

電気を通すプラスチック

アセチレンを付加重合させて合成するポリアセチレンは,人類初の導電性ポリマーです.これ以降,さらに高性能な導電性ポリマーが開発されてきました.導電性ポリマーは携帯電話や医療機器のタッチパネルや電気部品に使われています.

出席者の声:みんなはこういうことを考えている/感じている/知りたいと思っている

  • むずかしかったです.
  • 難しかったです.復習します!
  • 有機の反応式が苦手なのでちゃんと復習します.
  • おなかがへりました.

f:id:takahikonojima:20151023160907j:plain
f:id:takahikonojima:20151023160918j:plain

出席者数推移

(1)51→(2)58→(3)56→(4)56→(5)55→(6)55→(7)51→
(8)54→(9)54→(10)57→(11)51→(12)54→(13)54→(14)49→
(16)48→(17)38→(18)41→(19)40→(20)38→(21)41→(22)40

次回予告と予習内容

「(23)酸素を含む有機化合物」を学びます.2回に分けて学ぶ1回目.配布物で予習してくること→(23)酸素を含む有機化合物その1

有機化学のSNS/web連動企画

参考書籍

有機電子論解説―有機化学の基礎

有機電子論解説―有機化学の基礎

図解でわかる 有機化学のしくみ

図解でわかる 有機化学のしくみ

マクマリー有機化学(上)

マクマリー有機化学(上)

  • 作者: John McMurry,伊東二,児玉三明,荻野敏夫,深澤義正,通元夫
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2013/01/22
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る