Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・野島 高彦)

学生によるインターネットでのトラブルを防ぐために

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8月1日(水)から8月2日(木)にかけて行われた今年度新規採用教員研修会で,学生とのコミュニケーションにSNSを利用する事例紹介を行いました.そのときに話した内容の一つが,「学生によるインターネットでのトラブルを防ぐために,どのように指導しているか」です.これについてはこれまでもイロイロな人々から相談や質問を受けているので,ここに記しておくことにします.

(1)悪いことをしてはいけません.

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インターネット以前の問題として,「悪いこと」をしてはいけないのです.「悪いこと」というのは,たとえば次のようなことです.

法律を破る行為
飲酒運転,無免許運転,賭けマージャン,未成年の喫煙 and/or 飲酒,などなど
学則を破る行為
カンニング,レポート丸写し*1,代返,などなど

こういうことをしていなければ,インターネットで叩かれることもないわけです.

(2)仮に悪いことをしてしまっても,それをわざわざネットで公開するものではありません.

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自分かもしれないし,友人かもしれませんが,誰かがやった「悪いこと」を,「わざわざ」インターネットで公開するものではありません.公開しなければ,インターネットで叩かれることもないわけです.

以上の2点が伝われば,たいていの炎上トラブルは防止できます.その他に,肖像権の問題とか,著作権の問題とか,守秘義務の問題とか,誹謗中傷の問題とか,その他イロイロを必要に応じて加えればOK.

それでも念のために付け加えておくとするならば,次のような説明が効果的かもしれません.

(3)インターネットに書き込むときには,親とか警察とかFBIとかに読まれている,くらいの気持ちでいれば大丈夫

親に知られたらマズいことや,バレたら警察につかまるようなことは,そもそもインターネットに書き込んではいけないのです.ホントでもウソでも.

もっとも重要なことは何か?

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それは教員の保身でもなく,大学組織の防衛でもなく,学生の人生を守ることです.人生を行き止まり状態に追い込ませてはいけないのです.

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インターネット固有の問題ではない

インターネットに関係するトラブルについては,技術的なことがわからなかったり,次々と現れるシステムやサービスに付いて行けていなかったりするために,最初からお手上げ状態になってしまっている教員も珍しくありません.しかし,本質的な問題はインターネット以前から変わっているわけではありません.上記(1)から(3)は,技術的な問題とは関係ないことです.

追記

この研修では,持ち時間30分間でイロイロな事例を紹介しました.その内容については別の機会にまとめることにします.関心をお持ちの方が多いようですが,しばらくお待ちください.

おまけ:Twitterでも注意を呼び掛けています

*1:友人や先輩のレポートを参考にして自分で書くのはOK.丸写しはアウト.