Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・野島 高彦)

(2)インターネットは頼れるパートナー

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第1回に出席した21名全員が出席.今年度はこの21名で演習を続けて行きます.

配布資料

グループワーク:「インターネット:考えること/感じること/活用してみたいこと」

インターネットについて考えること/感じること/活用してみたいことを整理してくることが一週間の課題でした.その内容をグループごとに10分間で整理し,それを発表,そこに私がコメントをして行きました.

解説:電子メールについて実は勘違いしているヒトの多いところ

以下の内容について解説しました.

  • 大学ドメインのメールアドレスを使うことにはメリットがある
  • ToとCCとBCCの違いがわかっていないと人間関係が破滅する
  • 互いに面識の無い者どうしのアドレスを宛先に併記してはいけない
  • 複数のメールで送られてきた,異なるトピックのメールに対する返信を1通にまとめてはいけない
  • 本文の中身がわかるタイトルをつけることが重要

Webサービスいろいろ

ブログ,Twitter,mixi,Facebook,2ちゃんねる,みんなのキャンパス,Yahoo!知恵袋,Google検索,の概要を解説しました.

Webからコピペでレポート作成←悪い例として

Google検索でヒットするサイトの中から適当に文章を抜き出して組み合わせ,体裁を整えればレポートっぽいものができます.でも,ですます調と断定調が混ざっていたり,内容が重複していたりして,いかにも組み合わせたことがバレバレ.適当な文字列を検索文字列にして再度検索をかけると,どこから抜き出してきたのかがバレます.引用はOKですが,無断借用はダメです.

反対意見を探しに行け

人間は自分に都合のよい考えだけを集めがちです.しかし,自分の考えを検証するためには,反対意見を積極的に探しに行くことが効果的です.そのためにウェブは有効な手段です.昨年の夏,「サマータイムの導入」に関して,賛成派と反対派それぞれがウェブ上に意見を公開していました.どちらの考えにもそれなりの根拠があり,どちらが正しいというわけではありません.両者の意見を紹介しました.

情報源を確かめに行け

正しい情報も,間違った情報も,どちらも高速に拡散するのがインターネットです.人間は衝撃的な内容の方を重視する傾向があるので,ウソや勘違いの方が広がる傾向があります.また,検証されていない情報も広がる点にも注意を要します.今回はどのようにして人々は煽られるのか,流されるのかを解説しました.例として挙げたのは「東京湾に風力発電所をつくれば原子力発電所は不要」というウェブ記事と,「日本全体に汚染物質が飛ぶと海外で予想されている」というTwitterへの投稿です.どちらも情報源を調べに行けばウソであったり無理矢理な論理展開であったりすることがわかります.こうやって人はだまし,だまされるのです.

次回までの課題

1年生が大学生になってから2週間が過ぎようとしています.実際に大学生活を2週間体験してみて感じる,高校生活との違いを整理してきてもらいます.次回はそれに基づいてグループディスカッションを行います.

今回回収:インターネット上のサービス利用状況調査

集計結果は次回お知らせします.

これまでの授業記録