Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・野島 高彦)

2010年をふりかえって:Twitter的な1年

毎年,年末には1年間に行った仕事と主な出来事をまとめたページをつくっています.自主的に公開する年間活動報告です.今年も1年間を振り返ったページをつくりました.

去年と比べると,活動内容が多岐にわたり,項目数が増えました.増えた項目の過半数は,1年のはじめには予想もしていなかったものです.そこには偶然の出会いや出来事があり,そこからさまざまな取り組みが始まっていきました.その際にカギとなったインフラが,Twitterでした.

このTwitterが及ぼす影響について,兵庫県の中学校で理科を教えておられる楠田純一先生(@junkusuda)が,「なんでもTwitter的!!」と表現されています.

【1】 なんでもTwitter的!!

今年一年を、一言で言うなら、私は迷いもなくこの言葉を選ぶだろう。私の手前勝手な造語である。それは、けっしてTwitterそのものを意味するのでない。

「リンク」

「シェア」

「フラット」

「等身大」

「リアルタイム」

5つのキーワードをミックスしたような概念、方法、システムを言う。

----- 私の【理科教師日記】(2010-12-30)

私も2010年を振り返ってみると,1年間を特徴づけるキーワードは確かにTwitterでした.たとえば・・・・・

Twitterで知り合いになった理学部の学生から,講義の進め方についてヒントをもらう
2010年度が始まる前,化学講義の進め方について具体的に良い例と悪い例を挙げて,ストレートな意見を聞かせてくれました.つまずきがちな箇所を回避するヒントに富んだ意見だったため,さっそく2010年度の化学講義に取り入れました.Thanks→ @riafel
Twitterで知り合いになった他大学の教員から,新刊テキストを献本していただく
4月,新潟県立大学の本間善夫先生(@ecochem)からは,「物質循環の化学—地球的視点からの化学をめざして」を献本していただきました.化学色を強く出さずに,物質循環の点で明確に書かれている本でした.読後レポートをお送りさせていただきました.
Twitterでつながった1年生のなかからテンションの高いグループができる
5月,「知的好奇心を原動力に,世の中のあちらこちらを「探検」しに行こうとする大学生の活動『探検隊』」が結成され,いっしょにイロイロなコトにトライしました.→2010年度水曜1限106化学探検隊
Twitterで予備実験を公開する
分担担当した「教養演習B『大学生としての学び方』」で,1年生を対象に「実験レポートの書き方」を教えるための例として簡単な実験をやらせてみよう,ということになって,5月にそのネタをTwitter上で相談したところ,ペーパークロマトグラフィーに決定.これの予備実験の様子をTwitterで中継したら,それをまとめてくれる人(@flatfish51)もいました.実験授業はうまく行きました.→ @TakahikoNojimaさんの手段が目的化したペーパークロマト予備実験集
Twitterで知り合いになった大学研究家から取材をうける
6月,山内太地さん(@yamauchitaiji)にお会いしました.山内さんのBlogで紹介していただきました.→6/7 北里大学の野島高彦先生 @TakahikoNojima
Twitterで登校アドベンチャーと青春の誓い
寝坊や遅刻の増えてきた11月,水曜1限開始時刻9時までに講義室へ到着する努力をゲーム感覚で実らせるこころみをはじめました.北里大学外からの参加者も加わり,タイムラインがにぎやかでした.→「登校アドベンチャー」と「青春の誓い」
Twitterで知り合いになった他大学教員の研究発表を聞きにいってみる
12月,ホノルルで開催された国際会議(Pacifichem2010)で,東京理科大学の近藤行成先生(@ykonchan)にお会いしました.興味深い講演を聴かせていただきました.

この他にも,学習教材の会社にお勤めの方や,出版者にお勤めの方ともTwitterによるつながりができ,実際にお会いする機会ができました.このあたり,2011年には新しい展開がありますので,時期が来たら報告します.

2011年もますますTwitter的な1年になりそうです.

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