Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・野島 高彦)

化学講義(9)化学反応式とモル

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午前中,強めの雨.講義開始時の学生数50名(その後入室した学生からは出席をとりませんでした).これから前半までに出席を取り終える方針で行ってみようと思っています.

前回の講義に対するコメントの一括紹介

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これらをひととおり紹介しました.今回は3ページありました.詳細は→6月17日のエントリー

トピック紹介:Walking Gel

化学エネルギーを使って虫のように「歩く」「物体」を早稲田大学のグループが開発しました.化学の視点でみた「生物っぽさ」がわかる良い例だと考え,動画を紹介しました.

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化学反応式とモル(p120)

化学反応式を立てる際につまずきがちな「係数つりあわせ」に関して「未定係数法」で処理する方法を解説しました.例題2問を教科書から選び実際に黒板上で解きながら解説して行きました.

また,自主的に解いてみると良い問題を教科書から数問選び,自主課題としました.その答えプリントを配布しました.

例題を一緒にやったのでよくわかりました.

モル濃度を用いた計算が分かりやすかった.

ちょっと待った,濃度の話はまだしていないぞ.

高校のときモルが出てきて苦労しましたが,今日の先生の説明を聞いてだいぶ解けるようになりました!案外単純で驚きました.

高校のときよりゆっくりモルの説明をしてくれてよかったです.

未定係数法は今まで少しあやふやだったのでしっかりと理解できてよかった.

モルを通しての化学反応の概念がわかった.

モルがおわったのでよかった.熱もきらいなのでがんばる.

モルの計算がよくわかった.

molは楽しいです.

mol計算はやっていて楽しい.

意外と人気のある「モルの計算」.ちょっと不思議な感じです.

物質の三つの状態(p149)

固体→液体→気体,のところです.氷に熱を与えて行った際の温度曲線を引き合いに出して熱エネルギーの視点から解説しました.「溶かす」,「蒸発させる」過程では温度の変化は見られません.しかしここでも状態を変化させるために熱エネルギーが使われているのです.

温度を変化させるよりも状態変化の方がはるかに高い熱を使うのは意外でした.

アイスの話は本当だと信じたいですね.

「アイスの話」というのは,「シャーベットやアイスキャンデーを食べるときには氷の温度上昇,融解,水の温度上昇,を身体からの熱で処理しているので,その熱エネルギーがシャーベットのカロリーよりも多いのであれば太らない」という話です.

これ,ずっと前にどこかで聞いた話なのですが,脂肪たっぷりのアイスクリームではダメだったとして,それと比べるとカロリーの低いシャーベットやアイスキャンデーだったら案外そのとおりなのかもしれません.袋記載のカロリー表示を見て判断すればいいわけですね.

もっともそんなことを考えるよりは1本くらいだったら食べたいときに食べるのがいいでしょうね.

アイスの話はうそでも信じたい.

アイスでカロリー消費できるならアイス食べまくればやせるのでしょうか(笑)

濡れた服が乾くのは100℃になってるからなのですか?

これは次回説明する「蒸気圧」の問題です.決していま着ている服が100℃になっているわけではありません.人間の体温はせいぜい37℃です.

中間試験迫る

試験日程が1階事務室前に張り出されました.私の担当する「化学」は7月27日(月)です.電卓持ち込みOK(表示あり).

電卓って便利ですね.

原子量ってテストのとき与えられますか?

必要な数値は与えられます.細かい数値の暗記は求めない方針です.それよりは考え方をしっかりとしたものにしましょう.

化学の過去問がほしいです.

残念ながらそういうものはありません.

その他

授業面白かった.高校の復習ができて良かったと思う.

先生の雑学けっこう好きです.

書き散らかしてあると言っていましたが,ちゃんと落ち着いて見れば理解できる板書です.

文字見えない方,まんなかの前の席,空いていますよ.

化学はやっぱり楽しい.

特になし(6名)

次回予告

第6章を終わらせます.

リンク

www.tnojima.net
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