Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・野島 高彦)

(7)化学式と化学反応式I

出席25名(出席シートの枚数).前回より5名減りました.この先,計算問題の解き方を含む演習がメインになってきます.ドロップアウトでなければ良いのですが.化学式の立て方などがわかっていないと専門科目を理解するときに困ったことになるでしょう.

前回のコメントへの回答

前回の出席カードの自由記入欄に書かれていたコメントへの回答.2009年5月26日のエントリー参照.

化学反応式

まず化学反応の前後で原子数が変化しないことがポイントです.原子数が変化しないので質量も変化しません.これが質量保存則です.反応前が反応物,反応物からできるのが生成物です.反応物と生成物との相対量を示すために化学式に係数を割り当てます.この際,最も簡単な整数比で記述します.また,「1」は省略します.これは数学の記号と同じです.

係数を求めるにあたっては未定係数法を用いるのが便利です.この方法では反応に関わる化学式それぞれにa, b, c, d, ・・・・と係数を割り振っておき,それらの相対的な整数比を求めます.

イオン反応式

反応に関係したイオンだけで示した化学反応式がイオン反応式です.イオン反応式を記述する際には反応の前後で電荷の和が保存されていなければなりません.

化学反応式の量的関係

化学反応式から分子数,物質量(mol),質量,気体の体積,といった情報を得ることができます.これらのうち与えられた情報および分子量(あるいは式量)を用いて不明な情報を得ることができます.

出席カードの自由記入欄から

化学を極める!

ぜひ極めてください.化学を専攻していなくても化学は手段として必要になるときが来ます.

時間がなくて解き終わりませんでした.

答え合わせまでの時間が短いです.

それでは次回はもう少し説明を短くして問題回答時間に割り振ることにします.

次回予告

第8章「化学式と化学反応式II」に進みます.

前回までの記録