Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・野島 高彦)

小林史佳(津軽三味線プレイヤー)コンサート

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新入生歓迎イベントとして一般教育部で「津軽三味線プレイヤー」小林史佳さんの講演会とコンサートが開催されました.16:30から18:10までのイベントでしたが,私の所属する化学単位で会議を開いていたため,会場に到着したのは17:15頃,ちょうど4曲目の演奏が終わったところでした.

2005年の夏にハワイで行ったというストリートライブの模様が上映されました.ドラムをたたいていたストリートミュージシャンにいきなりセッションを申し込み,物珍しさに立ち止まる観客の前で三味線 & ドラムの即興演奏.とは言ってもこのドラマーはセッションに参加してくれず,別の人が飛び入りでドラムを叩いてくれたそうです.

こういった「出会い」がいくつもかさなって今日の小林さんがいる,という経験を交えながら,新入生に向けてのメッセージは「出会いを大切に」.

続いて「18番」だという「中節」,そして三味線の3本だけの弦で最大限の表現に挑戦するという即興曲.この曲は山の自然をイメージしての演奏とのことでしたが,低音側の弦を激しくたたきつけるように弾く部分には,鳥の集団が羽根をばたつかせながら上空を通り過ぎていく姿を下から眺めるような感覚を覚えました.

さて,「出会いを大切に」とのメッセージですが,1年生を対象に化学教育を担当する教員として私もこのメッセージについて考えてみました.大学にはさまざまな「出会い」がありますが,やはり学問の府としては「学問との出会い」を忘れるわけには行きません.私が担当するすべての学生に「化学との出会い」の体験を実現することを目標に最善を尽くして行こうと思います.