Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・一般教育部・野島 高彦)

平成21年度北里大学入学式に参列してきました

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パシフィコ横浜で行われた北里大学入学式に参列してきました.
今年度から私が担当するコースの学生(看護学部,医療衛生学部医療工学科)もこの中にいたはずです.
自分自身が大学に入学したときのこと(1987年)のことを思い出し,初心にかえって教育と研究に取り組もうと決意を新たにしました.

さて,学長挨拶の中に印象的なメッセージがありました.「眼に見えないものを大切にする」と「何が正しいかを学び身に付ける」というものです.これは化学という学問に対しても当てはまる姿勢です.化学では分子や原子に基づいてものごとを考えて行きますが,分子も原子も眼に見えないものです.しかし様々な角度からの理解により,私たちは分子や原子の存在を確信し,それらに基づいて科学的な(化学的な)判断を下すことができます.その際には正しい考え方が必要不可欠です.講義,演習,実験を通じて,1年生に「眼に見えないものを大切にする」心と,「何が正しいかを学び身に付ける」姿勢の大切さを伝えて行こうと考えています.

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