昨日は夜から下北沢で送別会が行われました.
東大生研(東京大学生産技術研究所)に九州大学から移ってきたのが2006年5月1日.約3年間をここで過ごしました.
助教として所属した生研2部藤井研究室はマイクロ流体工学を専門とする複合領域の研究室です.精密工学,機械工学,電気工学,海洋生物学など,様々なバックグラウンドの研究者が国内外から集まる非常に刺激的な研究室です.
この環境で私自身がよくわかったことがあります.それは,私が(生命現象に関係した)化学者だということです.自分自身で意識したことはなかったのですが,ものごとを理解する際に,ある人は「システム」のレベル,またある人は「設計と具現化」のレベル,そして私は「分子」のレベルからとりかかるということです.4月からが理系大学における化学教育に取り組んで行きますが,「分子」のレベルでものごとをとらえる方法というものを伝えて行きたいと考えています.
さて,研究室のみなさまからさまざまなプレゼントをいただきました.
研究室一同からの寄せ書き.
藤井教授より万年筆(私の名前が刻印されています)
研究室一同からのリュックサック.
「ザク」のプラモデル(レア商品)
修士1年生の院生からメッセージカード.
どうもありがとうございました.
4月以降も生研研究員として籍を置きます.研究室にも行く予定ですので引き続きよろしくおねがいします.